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チーズとワインの相性と飲み残しワインの保存方法について

ワインと合わせるものと言えば、真っ先に思い浮かぶのは
「チーズ」ではないでしょうか。
今日は、チーズとワインの相性のよい組み合わせをご紹介します。

目次

世界中のチーズは、7つに分類される

チーズは、原料や熟成方法などの違いにより
全部で7つのタイプに分類されています。

チーズの個性により、相性のよいワインも変わってきます。
参考にしてみてください!

フレッシュチーズ

熟成させていない、フレッシュな味わいのチーズ。
生乳に酵素や乳酸菌を加え、固めて水分を抜くだけで作れます。
クセがないので、そのままはもちろん料理やお菓子に使われることも多いです。

★代表的なフレッシュチーズ
イタリアのモッツァレラ、リコッタ、マスカルポーネなど

★相性のよいけワイン
軽くフルーティーな辛口白やロゼ、シャンパンなど

白カビチーズ

白カビの力を借りて熟成させた、表面がふわふわの白カビに覆われたチーズ。
外は固めで、中はもっちりとろりとした食感と
クリーミーでまろやかな味が特徴です。

★代表的な白カビチーズ
フランスのカマンベール、ブリーなど

★相性のよいワイン
軽い赤ワイン、上質の赤ワイン、上質の辛口白など

青カビチーズ

青カビの力を借りて熟成させたチーズで、青カビをチーズ内部に混ぜ込むため
表面が大理石のような模様になります。
塩分が高く、濃厚な風味が特徴。
個性的でクセが強いので、好き嫌いが分かれるチーズです。

★代表的な青カビチーズ
フランスのロックフォール、イギリスのスティルトン、イタリアのゴルゴンゾーラなど

★相性のよいワイン
上質で力強い赤ワインや、極甘口のワインなど

ウォッシュチーズ

チーズ表面の特殊な微生物によって熟成させます。微生物のコントロールのため
数日後に表面を塩水やお酒で洗うことからその名がつきました。
匂いは強いですが、中身はマイルドでクリーミーです。

★代表的なウォッシュチーズ
フランスのボン・レヴェック、マンステール、エポワス、リヴァロなど

★相性のよいワイン
上質の赤ワイン、辛口白など。

シェーブルチーズ

ほとんどのチーズは牛乳が原料ですが
シェーブルは山羊の乳を原料としたチーズ。
比較的酸味が強く、ぼそぼそとした食感が特徴です。

★代表的なシェーブルチーズ
フランスのサント・モール、クロタン・ド・シャヴィニョルなど

★相性のよいワイン
軽くフルーティーな辛口白、ロゼ、赤など

セミハードチーズ

製造公的の途中で圧搾を行い、水分を少しなくした固めのチーズ。
保存性が高く味が変わりにくく、クセがないので料理にも使いやすいです。

★代表的なセミハードチーズ
オランダのゴーダ、スイスのエメンタール、デンマークのマリボー、サムソーなど

★相性のよいワイン
軽いものから上質で力強いものまで、幅広いワインと合います。

ハードチーズ

セミハードよりもさらに強い圧搾や加熱を行い、
水分を少なくしたチーズ。
熟成期間が長く、熟成させるほどにどんどん変わっていく味わいを楽しめます。

★代表的なハードチーズ
フランスのコンテやミモレット、スイスのグリュイエール、イタリアのパルミジャーノなど

★相性のよいワイン
セミハードと同じく、軽いものから上質で力強いものまで、幅広いワインと合います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
チーズはワインと同じぐらい歴史の古い食べもので、
ワインとチーズは切っても切り離せない最高の組み合わせです。
単体で十分おいしいワインも、チーズとマリアージュすることで、
新たなおいしさに出会えるはずです。

最近おすすめのチーズといえば、フレッシュチーズの一種の「ブラータ」。
ブラータとは、モッツァレラを薄く伸ばして袋状にし、
その中にたっぷりの生クリームとパスタ状に刻んだモッツァレラが詰まった高級チーズです。

さっぱりしていながらコクもあるので、
スパークリングから軽めの赤ワインまで幅広く楽しめます。
はちみつをかけてデザートのように楽しんでも。
お店で見かけることも増えたので、ぜひ試してみてください。

 

「飲み残しワインの保存方法」

ワイン好きのみなさま、ワインを1本飲みきれずに残ってしまうこと、
よくありますよね?
大酒飲みの方には、ご縁がないかもしれませんが…

ワインは一度栓を開けたら、その日のうちに飲まないといけないという
こだわり派の人もいますが、実はそんなことはありません。

今日は、飲み残したワインをできるだけおいしい状態で保存できる方法を
ご紹介します!

なぜおいしくなくなるのか

ワインは酸素にふれるとどんどん味が変わっていき(酸化)ます。
開けてから最初の数十分~数時間、ワインによっては1日程度の酸化は、
ワインの固さが取れ、飲みやすくなることもあります。

しかし、酸化が進むにつれて、ワインからは果実味が失われ、
平板で酸味ばかりが目立つ、気の抜けたようなバランスの悪い味わいになっていくのです。

飲み残したワインの瓶内には多量の空気が入っているので、
そのままでは酸化が進んでしまうのです。

そこで、瓶内から空気(酸素)を追い出すよう工夫すれば、
酸化のスピードはかなりゆっくりになります。

小さ目のボトルに移し替えがおすすめ!

おすすめなのは、空のハーフボトルなどの小瓶へ移し替えること。
ワインの栓を開けたらすぐに、用意しておいた小瓶にワインを移し替えて

この時、気をつけることは小瓶の注ぎ口のギリギリまでワインを注ぎ
ワインをできるだけ空気に触れさせないこと。
そうすれば、瓶内の空気の量を大幅に減らせます。

ビー玉を一つずつ小瓶の中に入れて、液面の高さを瓶口ぎりぎりまであげて
空気を減らすというやり方もあります。

簡単なのは、真空ポンプ器具

また、ワインショップなどで売られているボトル内の空気を吸い出すポンプと
専用栓のセットを利用するのもよいでしょう。

ポンプを使って瓶内の空気を外に吸い出し、瓶内の空隙を真空にすることによって、
酸化を防ぐ仕組みです。

「バキュバン」というオランダのブランドのものが有名ですが、
色んな種類があり、大体2,000~3,000円で売られています。
仕組みは同じなので、デザインや価格で気に入ったものを買えば大丈夫です。

手軽な器具なので、完璧に真空になるわけではないですが、
栓をするだけよりは、はるかに酸化が遅らせることができます。

ただし、栓を抜いた瞬間からワイン中に酸素が溶け込んでいくので
完全に酸化を食い止めることはできません。

まとめ

最も簡単な飲み残しの保管方法は、そのまま栓をして置いておくこと。
その際、コルクにラップを巻いて栓をすると
瓶とコルクの密着度が高まり、少しでも空気が入ってしまうのを防いでくれます。

翌日になれば味が変わってしまいますが、そこまでこだわりがなければ
気にしなくて大丈夫です。

むしろ、濃厚だが若い赤ワインなどは、抜栓した翌日以降の方が
味がまろやかになりよいと感じられることもあります。

毎日少しずつ飲んで、味わいの変化を楽しんでもいいですね。
ワインによって差はありますが、大体数日~1週間は楽しめると思います。
だんだん最初ほどおいしくないなと感じてきたら、飲み切るか、
料理に使うのがおすすめです。

ただし、熟成が進んだワインほど酸化による変化・劣化が激しくなるので、
古酒はなるべく開けた日に飲んでしまいましょう。

また、保管場所が低温の方が酸化のスピードはゆるやかになるので
冷蔵庫に入れるのが安全です。
特に夏の暑い時期には、飲み残しは必ず冷蔵庫に入れてください。

あまり神経質になりすぎずに、ワインの変化を楽しんでみてくださいね!

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