ワインをより楽しむための正しい飲み方をご紹介します。
香りの嗅ぎ方
ワインの楽しみといえば「香り」ですよね。ワインを味わう前に香りの嗅ぎ方について知りましょう。
ワインの嗅ぎ方の順番です。①~③の順番で香りを楽しみましょう。
①ワインを動かさないで感じる香りを楽しむ
②グラスをくるくる回して空気を取り込んで香りを立たせる。空気に触れることで現れる香りを楽しむ。
③香りがあまり感じられない場合は、しっかりとグラスを回して香り立たせましょう。
☆ポイント☆
・香りは数回に分けて嗅ぐとよい
・目を閉じてみる
ワインを飲む順番
いくつかのワインを飲む場合は、順番を考えると味わいを楽しむことができます。
順番の基準となるものをご紹介します。
①白ワインが先で、赤ワインが後
②優しく軽い味わいのワインから少しずつ味わいが強いもの、重いものを飲む
③余韻の短いワイン、熟成の短いワインを先に飲み、その後、余韻の長いワイン、熟成の長いワインを飲む
④並の質のワインから上質のワイン
⑤甘味、渋味の少ないワインが先、渋味、甘味が多いワインを後で
ワインの味の利き方
1.ワインを口に含み転がす方法
ワインを口の中で転がすことで空気を含み、ワインの風味や味などを感じることができます。
①まず口をとがらせます。②息を少しだけ吸い込みます。③鼻から息を出すようにします。
この方法はおかしな音がなると思います。実践してみましょう。
2.ワインを噛む方法
ワインを口の中で転がす方法よりは簡単にできます。しっかりワインを噛みましょう。同じ効果を得ることができます。
テイスティングの方法
②香りを嗅ぎましょう。
③ワインの味を見ましょう。
④コメントをする。
①ワインの見た目
ワインの色、透明感、輝きを確かめましょう。白いテーブルや壁がある場所でワインの色を見てみましょう。
②ワインの香り
まずは、グラスを回さない状態で香りを嗅ぎましょう。
次に、グラスを回します。グラスを回すことで空気と触れ合い、複数の香りが現れます。
テイスティング終了後にまた香りを嗅いでみましょう。30分以上経つと熟成後の香りを感じることができます。
③ワインの味
ワインを口に含み、味わいましょう。一番強く感じられる味、全体的な味わい、喉が熱くなる感じなどをチェックします。
口に含んだときの香り、味わい、後味の順でテイスティングしましょう。
④コメントをする
テイスティングをしてみて感じたことをコメントしましょう。友人などと一緒にテイスティングをした際に、意見を出し合って自分の意見と周りの意見を比較してみるとよいです。
香りの感じ方など個人差があるため、周りと違っても気にせずに堂々とコメントしましょう。
ワインを味わうポイント
ワインの味を段階的に理解できるようになりましょう。
①適量のワインを味わう
ワインの味わいを確認するときは、約15mlが適量です。口に含む量が多すぎても少なすぎても判断しにくいです。
②アタック
一口目の印象を言葉で表します。例えば、「いきいきとした」「穏やか」「フレッシュ感がある」などです。
③味わう
ワインを口に含んだまま味をチェックします。
甘味、酸味、渋味、苦味の4つを確認しましょう。
④バランス
酸味と甘みを中心としたバランスを見ましょう。全体の調和がとれているかどうか、突出している味わいがあるかなど。
⑤味わいの濃縮感
味わいの強さや弱さ、まとまり具合、味の濃さを見ましょう。濃縮感がある方が、複雑な味わいを感じることができます。
⑥ボリューム感
味わいの厚み、アルコールにより感じられる味わいなどをチェックします。
甘味や熟成したタンニンにより味わいのボリュームを感じられるでしょう。
⑦余韻
ワインを飲み終えた後に残る香りや味わいを確認しましょう。
余韻の強さや長さも見ましょう。