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世界のワイントレンド

一口にワインと言っても様々なタイプがあるのはご承知の通り。時代の時々にどのようなタイプが好まれるかは、食生活の変化、消費者の味覚の進化等々で変わってきます。

今までのワイントレンドの流れと、2010年台のトレンド予想をご紹介します。

人気ワイン生産地の変遷

1970年代まで、ワインと言えばフランスの飲み物、あとはイタリア、スペインでも作っているというのが常識でしたが、「パリ試飲事件」というカリフォルニア産ワインがフランス産ワインに勝つという事件をきっかけに、ニューワールドと呼ばれるヨーロッパ以外の国でできるワインの品質に大きな注目が集まりました。おもにオーストラリア、ニュージーランド、カリフォルニア、チリ、アルゼンチン、南アフリカなどの国がこれにあたります。

複雑な地名ではなく、ブドウ品種の名前がラベルに書かれてわかりやすく、フレッシュでフルーティーなワインが手ごろな価格で手に入るようになり、世界的にニューワールドワインの人気が高まりました。

現在人気のワインタイプ

今世紀に入り、ニューワールドワインの、アルコール度が高く凝縮感があり果実香味あふれるスタイルのワインが一般的には主流になりました。

逆にフランス、イタリア、スペインなどの低品質ワインは大きな在庫を抱えたため、現在ではそれらの国の一般的な価格のワインが、近代的な醸造技術の導入、またニューワールドのように品種名を入れるなどラベルの簡素化等で、近年巻き返しを図っています。
また、スパークリングワインとロゼワインの人気が続いているのも大きな特徴です。

2010年台後半のワイントレンド予想

ここでは、ワイン専門家が予想する今後のワイントレンドをご紹介しましょう。

・イタリア産プロセッコProseccoの人気で、今後もヨーロッパの別のスパークリングワインが流行ることが予想されています。たとえば、南フランスのクレマン・ドゥ・リム―Cremant de Limouxから、伝統方式で作られたスペインのヴィンテージ・カバVintage Cavaなどの上級品質のカバに注目が集まる。
・イギリスの老舗ワイン商ベリー・ブラザーズ&ラッドBerry Bros. & Ruddが、華やかで果実香味たっぷりのニューワールドワインから、伝統のボルドーやローヌ川流域ワインに人気が戻っていくのではないか、と予想。

・イタリアが成功したように、スペインの未開の地元品種にも目が向けられるのではないか。

・オーストラリアのブティックワインなどが注目されると同時に、南アフリカワインのさらなる進化に期待。

・イタリア・ピエモンテ州のバローロBarolo地域の復活や、2010年産が絶好調なブルネロ・ディ・モンタルチーノBrunello di Montalcinoにも注目。

・気温が低すぎて上質ワインの生産には不向きと言われていたイングランドですが、地球温暖化の影響でイングランド産ワインが変わってきました。育てられるブドウの種類が増え、またもともとシャンパーニュと同じ土壌と言われるイギリス南部で、現在はフルーティーなスティルワインをはじめ、フランスのシャンパーニュの品質をしのぐスパークリングワインが話題になっています。シャンパーニュの大手生産者がイングランドでスパークリングワインを始めたのも注目。

ワイン市場は日々進化!

一般的にそうであるように、ワイン界もトレンドの展開が早く、またそれに後れを取らないよう醸造技術が日進月歩進んでおり、必要な情報が飛び交い、より質のいいワインが以前より簡単に手に入るようになりました。これは、EUのような大きな組織が進んでワイン醸造技術の進化を進めたり、また地球温暖化によりそれまで冷涼地でブドウが十分に成熟しなかった地域がワイン用ブドウを栽培できるようになったりという自然の力も働いています。またインターネットを通じての情報もどんどん入ってきますので、どんなワインが望まれているかという情報も得やすくなっているのも一因かと思います。いずれにしても私たち消費者にはうれしい現実で、ますます期待は高まるばかりです。

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