ワインを購入するときに失敗しないワインの選び方を紹介します。
①好みのタイプ、②予算、③シチュエーション、④ワインの熟成期間、⑤ワインの保存状態の5点をみていきましょう。
①好みのタイプ
ワインを選ぶ際に一番重要なのが、自分の好みのタイプを知ることです。
爽やかな果実や花、ハーブティーなどの香りを好む人は、「タンク醸造」を選ぶとよいでしょう。
樹木やバニラ、ココナッツ、クローブなどの香りを好む人は「樽醸造」がおすすめです。
タンク醸造は少し酸味のある味わいで、樽醸造は、コクと深みのある味わいが特徴です。
②予算
どこで買うかによって値段は変わります。場所別にみていきましょう。
スーパーマーケット:品揃えがよく、価格は魅力的。女子会などでもワインを買うのに困らないでしょう。
ワイン市:生産者から直接購入することができるため、思った以上に価格は安いです。仲介がない分、お得に買い物ができるでしょう。
ワインショップ:予算にあったワインをお勧めしてもらうことができます。適切なアドバイスをくれるため素敵なワインに出会えるでしょう。
ワインフェア:フランスで年に2回開催されているイベント。イベントの初日もしくは前日がお買い得です。大量に買うとよいでしょう。売り場が空っぽになることもあるので早めに購入するのがおすすめ。
③シチュエーション
ワインは季節や気分に合わせて選びましょう。
夏にお勧めのワイン→爽やかな味わいのあるワイン、軽めの赤、ドライな白、プロヴァンスのロゼ
冬にお勧めのワイン→力強い赤ワインや深い味わいの白ワイン
カジュアルor特別なディナー
・カジュアルな食事→シンプルなワイン、酸味のあるワイン、風変わりなワイン
・特別なディナー→複雑味のあるワイン、ブルゴーニュの赤や白ワイン、甘口の白ワイン
④ワインの熟成期間
ワインの飲み頃を迎える時期を知っておくとよいでしょう。
出来立てのワインは渋みや酸味が強く、飲みにくいことがありますが、熟成させることで飲みやすく美味しいワインになります。
味わいによって熟成の期間が異なりますので、それぞれのワインの熟成期間をご説明します。
<赤ワインの飲み頃>
渋みや酸味が強いワイン(ボルドー、ブルゴーニュなどよいヴィンテージ)…10~30年
渋みが少なくあっさりしたワイン(ボジョレーヌーボーなど)…3年以内
<白ワインの飲み頃>
・酸味が強いワイン、甘口のワイン(ドイツやトカイなどよいヴィンテージ)…20~50年以上
・爽やかでさっぱりとした味わいのワイン(ロワールや一般的なブルゴーニュなど)…1~5年
⑤ワインの保存状態
購入する前にワインの保存状態を確認しましょう。ワインが劣化していると台無しです。
ワインの保存状態チャック項目5つ
1.ワインの色
白ワインなどを透かして確認しましょう。透明感がない、濁っている、茶色がかっている場合はNG。
2.ラベル
ラベルが汚れていたりなど劣化している場合は、日光に当たって変色している可能性が高いです。ワインの温度が上昇したときに液漏れが起こります。その液漏れしたワインがラベルに付着しているため、購入は避けた方がよいでしょう。
3.キャップシール
キャップシールが動かない場合は、保存状態が悪い証拠です。キャップシールが動かない原因は、液漏れです。温度が高い場所で保管され、熱劣化している可能性が高いです。
4.目減り
湿度の低い場所で保管されていたり、コルクの質が悪い場合は、目減りがあります。目減りとはワインの液面が下がることです。保存状態がよくても目減りはありますが、熟成による目減りは1年で約1mmずつです。それ以上目減りがないか確認しましょう。
保存状態が良い場合、コルクの上部にカビがあります。また、ワインとの間には結晶があります。
保存状態が悪い場合は、ワインがコルクに浸みていたり、瓶から飛び出したりしています。