「ワインのことをもっと知りたいけれど、難しそうだから…」と、諦めてしまっている方も少なくはないのではないでしょうか?確かに、ワインの勉強には横文字がたくさん出てくるので、敷居が高いと感じられる方も少なくないでしょう。そんな方にぜひ一度読んでいただきたいのが、フランスで最も支持されるワインの教科書、『ワインは楽しい!』です。ここでは、ワインエキスパートの資格を持つ筆者が、『ワインは楽しい!』の邦訳版について紹介します。
目次
イラスト豊富で読みやすい!
ワインの本や教科書というと、聞き慣れない横文字の単語がやたらたくさん出てきて、途中で読むのが嫌になってしまうこともあるでしょう。そんな方でも楽しく読めるのが、フランスでベストセラーとなった『ワインは楽しい!』の邦訳版です。
イラスト中心の構成となっていて、初心者の方でも読みやすくなっています。専門的な内容も、イラストと共に説明されているので、イメージが湧きやすいでしょう。例えるならば、大人向けのワインの絵本といったところです。肩肘張らずにリラックスしながら読めますよ!
充実の内容
『ワインは楽しい!』の邦訳版は、決してワイン初心者の方だけのための本ではありません。240ページにもわたる同書は、ワインの知識がある方が読んでも様々な発見ができ、十分楽しめる内容となっています。
具体的には、ホームパーティーでのワインの楽しみ方や、ワインテイスティングの心得、各種ワインの醸造法、世界のワイン産地紹介、ワインに合う料理、料理に合ったワインの選び方、保存方法など、ワイン愛好家の方なら知っておきたい情報が満載なのです!しかも、すべてがカラーのイラスト付きで説明されているので、非常にわかりやすいことも魅力的ですね。
読み終わったころには、ワインについて格段に詳しくなれること間違いないでしょう!そして、何度でも読み返したくなってしまう面白さです!
著者紹介
著者:オフェリー・ネマン
ワインジャーナリスト、ブロガー。 2009年よりフランスのル・モンド紙のウェブ版に、「ミス・グルグル(ワインを注ぐ時の音を表す擬声語)」というペンネームでワインについて軽妙に綴ったブログを掲載し、人気を集めています。
主な著書として、『Le vin pour ceux qui n’y connaissent rien(初心者のためのワイン入門書)』(L’Etudiant社/2012年)、『Boissons et seduction(お酒と恋の駆け引き)』(Delcourt社/2014年)などがあります。
イラスト:ヤニス・ヴァルツィコス
パリとビアリッツで活躍するアートディレクター・デザイナー。書籍のイラストレーションだけでなく、レストランや服飾、インテリア雑貨のデザインなど、様々な分野で活躍しています。
邦訳:河 清美
東京外国語大学フランス語学科卒。翻訳家、ライターとして活躍し、『フランスAOCワイン事典』(三省堂)の共著、『パリジェンヌの刺繍』(主婦と生活社)の翻訳などの実績があります。
基本情報
『ワインは楽しい!』
単行本(ソフトカバー): 240ページ
出版社: パイインターナショナル
発売日: 2015/12/11
まとめ
いかがでしたか?ワインは知れば知るほど楽しくなる奥深いお酒です。ワイン大国フランスでも大人気のワインの教科書、『ワインは楽しい!』の邦訳版で、ちょっとお洒落にワインの勉強を始めてみませんか?ワインの知識を深め、より充実したワインライフを送ってくださいね!
牛肉を使ったお料理の中で、ビーフシチューはワインと大変合わせやすいお料理のひとつではないでしょうか。
ビーフシチュー自体にもワインを使用して作ることもできますし、ワインとは切り離せない食事と言っても過言ではありません。
そこで相性の特にいいオススメのワインをランキングにしてみました。
ご参考にしてみてください。
5位 ベンチマーク・カベルネ・ソーヴィニヨン
オージービーフで有名なオーストラリアからは、カベルネ・ソーヴィニヨン単体から造られるフルボディの赤ワインです。
特にこちらのワインは、しっかりした味わいですが、繊細な余韻をもたせているため、アフターは嫌な雑味も残らず溶け込んでいきます。
価格もリーズナブルのため、迷ったら1度手に取ってみてください。
○生産者 グラント・バージ
○タイプ 赤ワイン
○味わい フルボディ
○品種 カベルネ・ソーヴィニヨン 100%
○生産地 オーストラリア
4位 コート・デュ・ローヌ パラレル 45
ローヌの巨匠、ポール・ジャヴレ・エネのこちらのワインは、果実味のしっかしとしたフルボディの赤ワインです。
アルコール度数もそこそこ高めの設定なるため、ビーフシチューのような味の濃い食事と一緒に楽しむことによっって力を発揮するものです。
造り手は大変優秀で高級ワインはもちろん、最近ではジョエル・ロブションとのコラボレーションで注目のワイナリーです。
○生産者 ポール・ジャヴレ・エネ
○タイプ 赤ワイン
○味わい ミディアムボディ
○品種 グルナッシュ 、シラー
○生産地 フランス ローヌ
3位 マルケス・デ・ムリエタ・レゼルヴァ
若いうちのリリースは少なく、ある程度熟成をさせてからの出荷をしていくのがスペインのワインの特徴ですが、さらに近年では新しい醸造方法や近代的なワイン造りをして産地です。
その代表的な造り手がこちらのマルケス・デ・ムリエタです。
優しい酸味と綺麗なタンニンは他のワインにはなかなか出せない技術です。
ブドウのポテンシャルを最大限に引き出したワインは、ビーフシチューのコクのあるお料理には相性がとてもいいワインです。
○生産者 マルケス・デ・ムリエタ
○タイプ 赤ワイン
○味わい フルボディ
○品種 テンプラニーリョ主体、ガルナッチャ、マズエロ、グラシアーノ
○生産地 スペイン リオハ
2位 モンテス・アルファ・カルメネール
チリを代表するブドウ品種のカルメネールは、カベルネ・ソーヴィニヨンにも負けないくらいのしっかりとしたワインですが、メルローのような繊細さも兼ね備えている、まさにいいとこ取りのワインです。
やわらかい酸味と果実味は、ビーフシチューと一緒に合わせていただくと、その良さが改めてわかるものです。
若いうちからお楽しみいただけるワインなので気軽に手に取ってみてください。
○生産者 モンテス S.A.
○タイプ 赤ワイン
○味わい フルボディ
○品種 カルメネール90%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%
○生産地 チリ コルチャグア・ヴァレー
1位 ムートン・カデ・レゼルヴ・ボルドー・ルージュ
飲み頃のボルドーほどワインの感動に出会える瞬間はそう多くはないかと思います。
ムートンの血を受け継いでいるこのワインは、赤い果実や黒い果実の融合と、バニラのような甘い香りが漂う味は、是非1度お試しください。
また、メルローの良さを改めて感じる瞬間でもあります。
○生産者 バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド
○タイプ 赤ワイン
○味わい ミディアムボディ
○品種 メルロ85%、カベルネ・ソーヴィニヨン8%、カベルネ・フラン7%
○生産地 フランス ボルドー
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ビーフシチューにはやはり赤ワインがベターでベストな合わせかたでしょう。
ワインの味わいがさらにシチューに溶け込んでいくような感覚を味わえるものをご紹介させていただきました。
是非ご興味あれば、お試しください。