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ロワールと言えば簡単おつまみリヨン!ワインの「ボディ」についても解説!

目次

リヨン

ロワールと言えば「ブドウ畑で長靴をはいて」の著者である新井順子さんが奮闘しながらワイン作りを行っているのがロワールです。白ワインの醸造は沢山経験していても、赤ワインの醸造はした事がないという醸造家がいることや、トラクターなどの設備投資に金がかかる点など、リアルなワイナリー開業の風景が描き出されている本なので、興味があれば読んでみては以下がでしょうか。さて、ロワールの郷土料理として有名なのが豚肉のリヨンです、他の地域では豚肉料理に使うワインはほとんどが赤ワインですが、白ワインが有名なロワールでは、豚肉料理でも白ワインを使います。リヨンに近い料理として、かなりメジャーなリエットがありますが、このリヨンはリエットの簡易版のようなもので、初心者にも簡単に美味しく調理ができる料理方法です。作り置き出来るのでおつまみ用に沢山作っておくのも良いでしょう。現地では調理中に出た脂をリヨンにかけて保存します、そうすることによって空気が料理に触れることがなくなり、雑菌が入りにくくなります。そして次にリヨンを作るときにまたその脂を利用します、それを繰り返すうちに豚脂の旨味が徐々に濃縮されていき、家ごとに違った風味を持つおふくろの味が出来上がって行きます。

豚肉

ヨーロッパには色々な品種の豚がありますが、最も名高いのはイベリコ・ベジョータです。しかし、赤身が強く繊細な味わいを活かすには生ハムやサラミなど加熱処理が少ない調理方法でないとなりません。逆にこの料理では、体脂肪率が高い国産黒豚のほうが向いています。野性味のある方がハーブと合うので、イノシシや沖縄のアグーでも良いでしょう。最も適しているのは脂が多く旨味も強い鹿児島県の黒豚です。部位は豚バラ肉が良いでしょう。

調理

豚肉に塩コショウをふりかけ、ローズマリー2、タイム1、セージ1の割合で合わせたハーブパウダーを作り、豚肉に揉み込みます。ハーブはパウダーで売ってるものを混ぜ合わせて下さい。そのままラップをして2日間マリネします。次に鍋に豚肉が7割沈む程度に白ワインを入れ、中火で煮詰めます。すると豚肉の脂が溶け出してパチパチと音を出し始めるので、ときどきかきまわしながら煮て行きます。ワインが蒸発したら網に乗せ、脂を切って野菜と共に盛り合わせて完成です。このときの脂を保存する時に上にかけて冷蔵すると、固まった脂で表面がコーティングされるために劣化から守られます。豚肉を加熱しているときに目を離してワインが蒸発したにも関わらず加熱が続けられると豚肉がハネて脂が飛び散りそこに引火する場合があるので気をつけて下さい。

ワイン

今回使うワインは白ワインですが、ロワールと言えば白というように沢山のものがあります。しかし品種は決まっていてだいたいが、ソーヴィニヨン・ブランの古樹から出来たキレのよいものか、ニュートラルな品種とも言われるシュナン・ブランのニュートラルじゃない秀逸なワインの名前が上げられます。ソーヴィニヨン・ブランは料理に使うと薄い味わいになる場合があるので、シノン・ブランとも呼ばれこの地で真価を発揮するシュナン・ブランのものが最適でしょう。オススメはクーリー・デュテイユ・シノン・クロ・ド・レコーになります。

 

ワインの説明で、「フルボディ」や「ミディアムボディ」という表現が使われることがあります。これらの言葉は一体どんなワインのことを表しているのでしょうか?ここでは、ワインエキスパートの資格を持つ筆者が、ワイン用語の一つであるワインの「ボディ」について解説します。

ワインの「ボディ」とは

「ボディ」とは主に赤ワインの味わいを評価する際に使われる言葉で、ワインを口に含んだ時の重量感や濃さ、ワインのコクや力強さを表現するときに用いられます。ワインにしっかりとこれらの要素が感じられた場合、「しっかりとしたボディ」と表現することもあります。
そして、ワインの「ボディ」には、「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」の三つの種類があります。以下、それぞれの特徴について詳しく解説していきます

フルボディ

濃厚で重厚感があり、力強く芳醇なタイプのワインのことを言います。渋味もしっかりと感じられるフルボディのワインには、渋味の元となるタンニンという成分が多く含まれているため、ワインの色が濃いこともその特徴の一つです。
一般的に、暖かい地域で栽培されたぶどうは完熟して糖度が高くなるため、暖かい地域のぶどうを使用したワインは、果実の凝縮感のあるフルボディのワインになりやすくなります。
また、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーなど、果皮が厚くてタンニンが豊富なぶどう品種から作られるワインも、フルボディになりやすいと言われています。しかし、収穫時期や醸造方法などもボディに影響を与えるため、これらの品種のワインだからといって、必ずしもフルボディになるわけではありません。
また、樽で長期間熟成をされたワインも、樽の成分がワインに移り、独特のコクと香味が生まれ、フルボディのワインになります。

ミディアムボディ

中程度の濃厚さで程よいコクのある、フルボディとライトボディの中間的な位置づけのワインのことを言います。一般的なワインのショップなどで、一番多く見かけるのがミディアムボディのワインです。
重すぎず軽すぎないミディアムボディのワインは、料理にも合わせやすく、様々なシーンで活躍してくれます。

ライトボディ

渋味が少なく、軽快でフレッシュなタイプのワインのことを言います。渋味の元となるタンニンが少ないため、ワインの色が薄いこともその特徴の一つです
赤ワイン特有の渋味や重厚感が強くないため、ワイン初心者でも飲みやすいタイプのワインです。
代表的なライトボディの赤ワインには、フランスのブルゴーニュ地方のピノ・ノワールやボジョレー・ヌーヴォーなどがあります。

フルボディのワインは高級なワイン?

ボルドーなどの高級ワインにフルボディのワインが多いため、フルボディのワインが高級というイメージが浸透しているようです。しかしながら、それは誤った認識です。
どのようなタイプのワインにもそれぞれの魅力があり、価格設定も産地や生産方法、銘柄などによって様々です。そのため、ボディをワインの良し悪しや高級か否かの基準にすることはできないのです。

まとめ

いかがでしたか?ここでは、ワインの「ボディ」について解説しました。ぜひ様々なボディのワインを味わって、それぞれの良さや魅力を感じとってみてくださいね!

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