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白ワインのお供のサヴォアのグラタン!「タルティフレッド」オーストラリアのワイン産地の表示の仕方は?

ジャガイモ

ジャガイモは品種によりかなり味が異なり、日本ではホロホロと崩れるデンプン質が特徴の男爵が一般的ですが、粘質のメイクイーンも知られています。フランスのサヴォア地方でも北海道同様にジャガイモが特産です。しかし、ジャガイモの質が少々異なりデンプン質が細かく適度に粘りがあり濃厚な味です。日本の品種で言えばインカの目覚めやグラウンドペチカ、タワラムラサキなどが近い味わいを持ちます。特にタワラ農場シリーズは質が良いためオススメです。栽培するなら最近ではホームセンターでも種芋が見られるようになったタワラヨーデルがオススメです。タワラヨーデルは普通の栽培用土を用いれば、無肥料でも大量に収穫できます、畑であれば適期に少量施肥すれば普通以上に収穫できます。しかし粘土質土壌でも栽培可能なこの品種も日当たりが少しでも悪いと障害が出やすいという欠点があるので、日当たりだけには注意が必要です。ジャガイモの栽培方法の基本はある程度の苗に育ったら株元に土を盛り根茎を発生させやすくしつつ芋がソラニンを生成するのを防ぐ必要があるくらいで初心者にも簡単です。

チーズ

チーズは今回サヴォア地方特産のルブロションチーズを使います。ルブロションチーズはチーズを塩水で洗いながら熟成させるウォッシュチーズの仲間ですが、よりまろやかで食べやすいため、人気があるチーズです。手に入らない場合はジェラールのウォッシュチーズかカマンベールで代用することが可能です。チーズを作る場合は低温殺菌牛乳にレンネットを加え、凝固させたらホエーを抜いてカードを型枠にはめ、圧力をかけて水分を抜いて表面を塩水やブランデーで洗いながら数ヶ月熟成させます。家庭でやるのはかなりの手間ですが、レンネットが大手のネット通販サイトで購入可能なのでできないことはありません。ただ、やはりそこまでやる気がしないという場合はカマンベールチーズを買って塩水やブランデーで表面を洗えばなんちゃってウォッシュチーズが出来るので、コチラをオススメします。

調理

ジャガイモは皮を剥き、水から茹でて固ゆでにします。固ゆでにしたジャガイモとを5ミリ程度の輪切りにして、ベーコンとタマネギを食べやすいサイズにスライスします。出来たらフライパンに入れバターで炒めます、タマネギに火が入ったら具材の半分の高さまで白ワインを注いで弱火で煮詰めます。ジャガイモに白ワインがしみこんでワイナリー柔らかくなるまで煮て、塩コショウで味をキメます。次に大型のココットや陶器性の鍋にバターを塗り、具材を入れ、薄切りにしたルブロションチーズを並べて230度以上の高温で10〜20分焼いたら完成です。250度でも15〜18分かかるので目安にして下さい。

今回使うワイン

今回はジャガイモを主役にして味をつけるので甘みと酸味を併せ持つ品種が最適です。リースリングやケルナー、ゲヴュルツトラミネールなども良いですが、どうせなら同地方で産するグランジェ種のワインを使用するのも良いかもしれません。ドメーヌ・ベリュアード/ル・フー/ヴァン・ド・サヴォワはビオディナミで栽培されたグランジェを利用した単一品種ワインで、幻の品種グランジェを日本で有名にした銘柄とも言えます。この地の固有種で激レアですが、日本では比較的入手しやすいワインです。

 

 

オーストラリア産ワインのラベル解読方法として、ラベルに記載のある「産地」についても名前をいくつか知っておくと便利です。同じ品種でも産地によって味わいの違いがありますのでぜひご参考になさってください。

サウス・オーストラリアSouth Australia 州

オーストラリアワインの半分ぐらいはこの地域で作られています。ブドウの樹を病害に侵されたことのないこの地域は、ブドウの樹の健康に十分注意しながら品質の優れたワインを生産しています。

主な地域は下記のとおり。

バロッサBarossa地区

かつてドイツ人が移住してきたこの地には多くの古い樹齢のブドウの樹が存在し、シラーズShiraz種、グルナッシュGrenache種、マタロMataro(ムールヴェードルMourvedre種)、カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon種から上質のワインが作られています。昔ながらのスパイシーな風味漂うワインを作る生産者もいれば、新しい別のスタイルのワインを作る生産者もいて、ワイン愛好家たちが常に注目している地域でもあります。

エデン・ヴァレーEden Valley地区

ライムと鋼鉄の風味のリースリング種からミディアム・ボディかフル・ボディの白ワインが有名。長期熟成が可能なものもあります。また、シラーズShiraz種、メルローMerlot種、カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon種、シャルドネChardonnay種の栽培も成功しているので今後がさらに楽しみな生産地。

アデレイド・ヒルズAdelaide Hills地区

標高の高いこの地域では、柑橘系やモモなどの香りがする酸味のあるエレガントなシャルドネChardonnay種が好評。最近ではソーヴィニヨン・ブランSauvignon Blanc種の評価が高くなっています。

クレア・ヴァレー地区

リースリングRiesling種の名産地。辛口ではっきりとしたかんきつ類とライムの香りがし酸味も強く、熟成によりさらに複雑な味わいのあるワインに変化します。またここのカベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon種も長期熟成に耐えうる赤ワインとして注目されています。

マクラーレン・ヴェールMcLaren Vale地区

シラーズShiraz種、グルナッシュGrenache種、カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon種、メルローMerlot種などから赤ワインが作られています。強い果実の風味が感じられ軽い口当たりのタンニンがあります。

クーナワラCoonawara地区

ここでは、カシス、ユーカリ、メンソールの風味がすることで有名な骨格のあるカベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon種が好評。

ヴィクトリアVictoria 州

ヤラ・ヴァレーYarra Valley地区

ここで作られるピノ・ノワールPinot Noir種は、イチゴやプラムやダークチェリーの果実の香りがしジャムっぽい味わいもあり、ピノ・ノワールにしてはタンニンがしっかりしています。シャルドネChardonnayは、メロン、イチジク、白桃などの香りがするのが特徴ではありますが、栽培法、醸造法によって様々なスタイルの白ワイン。また、しっかりとしたタンニンと酸味のあるカベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon種、スパイシーな風味のある繊細なシラーズShirazも好評。

ニュー・サウス・ウェールズNew South Wales州

ハンター・ヴァレーHunter Valley

多くの主要ワイナリーが特にローワー・ハンター・ヴァレーLower Hunter Valleyにあり、セミヨン種は瓶内熟成させると非常に豊かな風味のする白ワインになり、またシラーズShiraz種はラズベリーなどの赤い果実の風味に柔らかいタンニンのある赤ワインになります。

ウェスタン・オーストラリアWestern Australia 州

マーガレット・リヴァ―Margaret River地区

上質ワインを作るブティック・ワイナリーの地というイメージが定着したこの地区では、フランス・ボルドー地方と似た気候の下、同じ品種のカベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon種、メルローMerlot種のワインが作られており、エレガントなものからパワフルなものまでさまざま。

白ワインは、果実風味豊かなシャルドネが様々なスタイルのワインとなってこの地から誕生しています。

タスマニアTasmania 州

冷涼なタスマニアでは、現在、オーストラリアを代表する優秀なピノ・ノワールPinot Noir種が人気。いろいろなタイプの繊細なピノ・ノワールを産出しています。

オーストラリアワインのもう一つの選び方

このように豊かなオーストラリアの大地では、広範囲にわたって大衆向けのものから一流品と呼ばれるワインまでさまざまなワインが作られています。ご紹介したブドウ品種、また生産地の名前を覚えるのはやはりちょっと…という方は、大きな企業が販売する安定した品質のワイン、いわゆる「ブランドワイン」がおすすめです。似たようなラベルでロゴなどが付いていてわかりやすく、何より品質が安定しているので無駄な買い物にはならないでしょう。同じブランド名の元、いくつか違う品種のワインを作っています。これをバライエタル・ワインと言います。どの会社もオーストラリアという看板を背負って世界に進出しているので信頼のおけるワイン生産者と言えます。

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