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ハンガリーワインのラベル表示

空白期間はあるものの、ハンガリーで初めてブドウの樹が植えられたのはローマ時代だと言われています。現代に入り共産主義の終焉とともに、秀悦な甘口ワインだけでなくその他のワインの質も向上し今後楽しみなヨーロッパ産ワインとして注目を浴びています。

ハンガリーワインの格付け

・保護原産地呼称(PDO)オルタロム・アラット・アーロ・エレデットメギヤロレース Oltalom Alatt Allo Eredetmegjeloles

・伝統的表現

ミネシェーギ・ボルMinosegi Bor…上質ワイン

ヴィデット・エレデツゥ・ボルVedett Eredetu Bor…特別上質ワイン

・保護地理的表示(PGI)オルタロム・アラット・アーロ・フォルドライジィ・ヤルゼシュOltalom Alatt Allo Foldrajzi Jelzes

・伝統的表現

タイボルTajbor…地ワイン

ハンガリーワインのブドウ品種

ー白ワイン用品種―

フルミントFurmint種

凝縮感があり酸味の強く非常に風味の良い白ワインができます。辛口白ワインも作っていますが、甘口ワイントカイの主要品種として知られています。

ハールシュレヴェリュHarslevelu種、シャルガ・ムシュコタイSarga Muscotaly種

同じくトカイの主要品種。

オラス・リースリングOlasz Rizling種

アーモンドの風味がするワインを作る辛口白ワイン用の品種。

イルシャイ・オリヴェールIrsai Oliver種

芳香の強いスパイシーな白ワインを作ります。

―赤ワイン用品種―

コークフランコシュKekfrankos, カダルカKadarka

いずれもエグリ・ピカヴェールEgri Bikaver(Bull’s Blood)というハンガリーの有名な赤ワインの原料でしたが、現在はカダルカ種の方は使われずカベルネ・ソーヴィニヨン種になりました。

―国際品種―

ハンガリーでは多くの国際品種が栽培されていて、近年では市場に出ているのは国際品種から作られたワインが主流になっています。ピノ・グリPinot Gris種はピノ・グリッジョPinot Grigio種というイタリア名で古くから栽培している他、カベルネ・フランCabernet Franc種、カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon種、メルローMerlot種、ピノ・ノワールPinot Noir種、シラーSyrah種、シャルドネChardonnay種、ソーヴィニヨン・ブランSauvignon Blanc種が多く輸出用として生産されており品質も向上しています。

産地

前出のエグリ・ピカヴェール、ハンガリー語で牡牛の血を意味する独特な赤ワインは主に国内用で、輸出用に出ているのは、上記のような国際品種のブドウから作られたワイン、そしてハンガリーが世界に誇る偉大な甘口ワイン「トカイ」であると言っていいでしょう。

トカイTokaji

世界有数の甘口ワインの産地として知られています。

トカイ・サモロドニTokaji Szamorodni

一部貴腐の影響を受けたブドウを使い辛口、甘口いずれにもなる。辛口はシェリーのような香りを備えることもあります。2年以上の熟成期間が必要。

トカイ・アスーTokaji Aszu

貴腐の影響のない辛口ワインの発酵中または発酵後に、貴腐の影響を受けたワインを漬け込みます。ワインの甘みを決めるのはその時どのぐらい貴腐ワインを使用するか。その単位がプットニョスPuttonyosで3,4,5,6の段階があります。例えば6プットニョスのトカイ・アス―の場合の最低残留糖分は1リットル中150gとなり、プットニョスの単位をラベルで確認して希望の甘さのワインを選ぶことができます。

アスー・エッセンツィアAszu Eszencia

最良年のみ最良の畑作られる最も残留糖分が多い高級甘口ワイン。

トカイ・エッセンツィアTokaji Eszencia

アス―・エッセンツィアよりさらに希少価値の高いワインで、生産地に行かなければ手に入れることは難しいようです。残留糖分は1リットル当たり450gまでにもなり、非常に強い酸味と強烈な甘さのバランスが絶妙。非常に凝縮された風味を持ち100年以上たっても新鮮さを失わないと言われています。

また、この地で作られる辛口白ワインは同じくフルミント種を使いトカイ・フルミントTokaji Furmintというワインがあり、一般的なものからとても上質なものまでさまざま。

伝説の甘口ワインと現代ヨーロッパワインの競演のハンガリー

ワイン生産の歴史は古いものの、他のヨーロッパの国々と同様、近年、近代的なワイン醸造技術を使い飛躍的にその品質が拡大したハンガリー。おなじみの国際品種から質の良いワインを多く生産しており質の良い辛口ワインが作られるようになりました。また同時に、ご紹介した個性的な製法で作られるトカイ・エッセンシアは、フランス・ボルドーのソーテルヌ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼと並んで、世界の三大甘口ワインに挙げられいます。ワイン愛好家が「一度は飲んでみたいワイン」に挙げるこの甘口ワイン、100年熟成させた甘口ワインというのはいったいどんな味がするのでしょう。ハンガリー人にも簡単に手に入らないワインだそうで、そういわれるとますます興味が深まりますね。

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