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リキュールワインのいろいろ

リキュールワインは、アルコール度8〜15%のスティルワインにブドウから作られたブランデー等のスピリッツを加え酒精強化し、アルコール度を15〜22%にしたもの。

数百年も前から暑い地域のワイン醸造者たちは、スティルワインにスピリッツを加えればそのワインが長持ちすることを知っていて、現在の「リキュールワイン」というものが誕生したと言われています。

生産方法

シェリータイプのリキュールワイン

ブドウの果汁を発酵させ辛口ワインを作り、スピリッツを添加します。辛口でないものは、瓶詰め前に甘味を添加しています。

ポートタイプのリキュールタイプ

ブドウ果汁が完全に発酵する前に、発酵に必要な酵母の働きを止めるためスピリッツを添加します。発酵せずに残ったブドウ果汁の糖分の残りがこのタイプのワインの甘味となります。

古くからあり有名なリキュールワインの中には以下のようなものがあります。

シェリーSherry

スペイン、アンダルシア地方のヘレス•デ•ラ•フロンテラ周辺で作られた酒精強化ワインだけがシェリーと名乗ることを認められています。

シェリーの種類

大きく以下の二つのタイプに分類されます。

フィノFino…うすいレモン色で、醸造時に発生するフロールという発酵膜の物質に由来するアーモンドやハーブ、また潮の香りといったフィノ特有の香り特徴的な軽いシェリーで、冷やして食前酒として楽しまれます。瓶内で熟成はしないので新鮮なうちに飲むのが最適です。

オロロッソOlorosso…褐色でクリームシェリーと呼ばれるタイプのこの種類のシェリーは、トフィーや皮、スパイス、ナッツといった酸化したような香りがあります。

また甘口シェリーとして、濃厚な甘味のペドロヒメネスPedro Ximinez(PX)

同じく濃厚で柑橘系の香りのあるモスカテルMoscatel、その他、ブレンドシェリーBlended Sherryと言われいくつかのタイプのシェリーをブレンドしたもの、また海辺の街で作られるきりっとした香りが特徴的なマンサニーヤManzanillaなどがあります。

ポートPort

非常に歴史のあるこのポルトガル産リキュールワインポートは、ポルトの街から内陸70kmほどのところで作られており、ここで作られた酒精強化ワインだけがポートを名乗ることが認められています。

ポートの種類

主な4つのタイプをご紹介します。

•ホワイトポートWhite Port...白ブドウ品種からのみ作られ、酸味が低くハチミツやナッツの香りがします。オフドライから甘口など様々。

•ルビーポートRuby Port…あざやかなルビー色をした若さのあるポート。

•トーニーポートTawny Port…ルビーポートよりやや薄く、やや茶色がかった色のポート。この中でも、年数つきトーニーポートTawny Port with an Indication of Ageと呼ばれるものは、10年、20年、30年、40年以上といったようにラベルに熟成年数が記載され、長期熟成によって極めて複雑な香りがし、酸化熟成を示すクルミ、コーヒー、チョコレート、カラメルといった風味が感じられる最高水準のポートです。

•ヴィンテージポートVintage Port…作柄のよい年のブドウだけを使って作る高級品。樽内で2年の熟成の後、瓶の中で長期間熟成させる世界で最も長期保存に耐えるワイン。ろ過などを行なわれず瓶詰めされるので沈殿物が生じるため、デカンティングが必要となります。

その他のリキュールワイン

南フランスを中心に作られるニガヨモギで香りづけされるベルモットVermouth、ポルトガルで作られる甘いマデイラMadeira、濃縮ブドウ果汁とブランデーを使うイタリア、シチリア等産のマルサーラMarsala、天然甘口ワインの南フランス産ヴァン•ド•ナチュラーレVin doux naturelなどがあります。またニューワールドでは、オーストラリア産ラザグレンRutherglenというドライフルーツやカラメル、トフィー、ナッツのような風味のするしっかりとした重みのあるリキュールワインが市場に出回っています。

リキュールワイン 一歩進んだおもてなしに

先人の知恵から産まれたとも言える風味豊かなリキュール。ヨーロッパでは、食前、食後に振る舞われるのはもちろん、お料理のポイントとしても大活躍しています。イギリスのワイン評論家ジャンシス・ロビンソン女史によると、今一番面白いと思うワインの中に挙げたうちの一つに辛口のシェリーがあるとか。きりっと冷やして前菜と、または外でのお食事のお供に最適です。開栓したら新鮮なうちに飲んでしまう方がおいしく味わえます。またお食事の締めに味わい豊かで深みのあるポートを。甘くて飲みやすくついつい飲みすぎてしまうこともあるかもしれませんのでご注意です。ホームパーティーに、また普段着の食卓もその日のお料理にあわせて、リキュールの贅沢な風味を楽しんでみませんか?

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