ニンニクが効いていてワインのおつまみにぴったりな一品です。おうちで簡単にバル料理が楽しめます。最近よく耳にするようになったバル(バール:Bar)とは、スペインに数多くあり、日本でいう大衆居酒屋のようなお店です。またその種類も様々あると言われています。仕事帰りに気軽に立ち寄り、軽く一杯飲んでいく。スペイン人にとっては生活の一部となっていて、欠かすことのできない存在です。日本でもたくさんバルが見られるようになり、いつもたくさんの人で賑わっています。そんなお店で人気の一品をご紹介します。
目次
材料 2~3人前
・タコ(水煮) 130g
・玉ねぎ 30g
・ニンニク 1片
・トマト 50g
・トマト水煮缶 1缶
・鷹の爪 1つ
・ローリエ 1枚
・オリーブオイル 大さじ1
・塩コショウ 適量
・バゲット(お好みで)
作り方
- タコを乱切りにする。
- トマトを小さめのざく切りにする。玉ねぎとニンニクをみじん切りにする。
- 鍋にオリーブオイルを大さじ1ひく。
- ニンニクと鷹の爪を加え、中火にかける。ニンニクの匂いが香ってきたら玉ねぎを加え、焦がさないように炒める。
- タコを加え、軽く炒める。
- トマトを加える。トマトに火が通り形が崩れてきたらトマトの水煮缶とローリエを加える。塩コショウで味を調える。
- 弱火にし、タコが柔らかくなるまで20~30分煮る。
この料理に合わせるワインは…
辛口白ワインももちろん合いますが、今回はスペインで作られている軽い飲み口の赤ワインをおすすめします。「魚介類には白ワイン」というイメージが強いですが、トマトの味が凝縮されていてニンニクもとても効いている料理なので意外にも赤ワインが合います。
バルで楽しむおつまみ「タパス」
スペインのバルで出される小皿料理のことを「タパス」と言います。昔、アンダルシア地方のバルでワインの香りが逃げてしまわないように、とワイングラスに蓋としてサラミのスライスを置いていたことが始まり。蓋を意味する「タパ:Tapa」が語源となり、「タパス:Tapas」という言葉がうまれました。生ハム、チーズ、オリーブがタパスの定番でこの3種類はどのバルでも必ず準備されていています。また、バルにはそのお店の名物となっているタパスや地方ではその土地特融のタパスがあったりと種類が豊富にあります。なので人々は飽きることなくタパスを楽しむことができるのです。
前日にタコをお刺身として出したけど、人気もイマイチで余ってしまった…そんな時のリメイク料理として、晩御飯のおかずが何か一品足りないな…なんて時にもおすすめです。とっても簡単に短時間で出来上がります。
今回ご紹介したレシピではトマトのフレッシュ感をプラスするため生のトマトも加えています。また、ニンニクの香りがちょっとキツイなと思われる方はみじん切りをやめて皮付きで丸のまま加えて下さい。少しですが、香りを抑えることができます。煮込む時間が短ければタコ本来のコリコリとした食感を楽しむことができるのでお好みで調節してみてください。トマトソースが多めにできるレシピです。ソースにもタコの旨味が染み出しているのでバゲットにつけてぜひ召し上がってください。バゲットが何個でも食べれてしまいますよ。