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フライパンひとつで簡単レシピ「ローストビーフ 和風赤ワインソース」と南アフリカワインについて

クリスマスの定番メニューのローストビーフです。お醤油と赤ワインを使った和風ソースをご紹介します。

目次

材料       4~5人前

・牛肉          500g
・あら塩         適量
・黒こしょう       適量
・タマネギ        60g
・しょう油        大さじ2
・砂糖          大さじ2
・赤ワイン        120㏄

・ニンニク(チップス用) お好みで

作り方

  1. 30分程前から牛肉を冷蔵庫から出し、常温に戻しておく。
  2. 牛肉にあら塩と黒こしょうをし、手でよくもみ込んでおく。
  3. フライパンを強火にかけ、サラダ油(分量外)をひく。
  4. 牛肉の表面を焼き付ける。
  5. すべての面が焼けたら中火にし、蓋をして5分焼く。
  6. ひっくり返してもう5分蓋をして焼く。
  7. フライパンから取り出し、アルミホイルに包み休ませておく。
  8. タマネギをみじん切りにする。
  9. 牛肉を焼いたフライパンをキッチンペーパーで軽く拭きとり、必要であればサラダ油をひき直す。
  10. みじん切りにしたタマネギを炒める。
  11. タマネギがしんなりしたら赤ワインを加え、アルコールをよく飛ばす。
  12. アルコールが十分飛んだら砂糖としょう油を加え照りが出るまで煮詰める。
  13. 休ませておいた牛肉を薄くスライスし、12のソースをかける。
  14. ニンニクチップスを散らす。

[ニンニクチップス]
1.ニンニクを薄くスライスしておく。
2.フライパンに深さ1cm程油を入れ、中火にかける。
3.すぐに取り出せるようにキッチンペーパーを用意しておく。
4.スライスしておいたニンニクを入れ、ゆっくり揚げる。
5.とても焦げやすいので色がつきだしたものからキッチンペーパーに取り出していく。

この料理に合うワイン

牛肉には赤ワイン、特にシラーをおすすめしたいです。お肉のパワーにも負けないフルボディのタイプが合います。しょう油ベースのソースなので、タンニンはそれほど強くない物がいいです。赤いベリーの熟した香りや黒コショウのようなスパイシーな香りが牛肉により深みを与えてくれます。

クリスマスの定番料理

ローストビーフといえばクリスマスの定番料理ですが、そもそも何故クリスマスにローストビーフを食べるようになったのでしょうか?もともとクリスマスの定番と言えば七面鳥です。アメリカ開拓時代にイギリスからキリスト教徒たちが移り住んできました。初めての冬を迎えたとき、食糧不足でその移民たちの半数が亡くなり、危機を迎えました。その時、先住民のインディアンたちが七面鳥をはじめとする食料を分けてくれたことで生きながらえることが出来ました。その後、先住民たちに感謝を伝えるために七面鳥などで料理を作り、お祭りをしたのです。この出来事からキリスト教のお祭りであるクリスマスの日に「食べ物に感謝する」という意味で七面鳥が食べられるようになりました。それからクリスマスには塊のお肉を焼くことが定番となり、ローストビーフも定番の料理となりました。
イギリスでは日曜の夜にヨークシャープディングとローストビーフを食べるのが定番です。ジューシーな肉汁に色鮮やかなピンク色の断面が食欲をそそります。豪華で見栄えもするのでパーティーメニューにぴったりです。うまくレア、ミディアムレアに焼き上げるのは難しそうと苦手意識を持っている方が多くいますが、実は意外と簡単なのです。ゆっくり弱火で火を通していけば初心者の方でも作ることが出来ますよ。ソースも混ぜて煮詰めるだけです。ニンニクチップスがアクセントになってたまらない美味しさです。

 

アフリカワイン

「アフリカワイン」と聞くと、「安いけど正直おいしくなさそう…」
というイメージをお持ちの方も多いのでは?

でも、そうやって避けている方、本当にもったいないです!
今日は、今大注目のアフリカワインの魅力をお伝えします。

気候に恵まれている「アフリカ」

アフリカと聞くと、象やライオンが走り回るジャングルで
とにかく暑そうなイメージがありますよね。
思わず、「そんなところでワインを造るの?」と思ってしまった方も
多いのではないでしょうか。

確かに、チリやオーストラリアに続く新世界ワインの一つとして、
南アフリカ産が知られるようになったのは最近のことです。
でも実はワイン造りの歴史は古く、約350年も前から続いているのです。

アフリカワインは、アフリカの中でも特に南アフリカで造られています。
南アフリカでおいしいワインが生まれる最大の理由は、産地の独特な気候。
実は、南アフリカには日本と同様春夏秋冬の四季があるんです。

日差しは強いですが、南極から吹く風の影響で夏も比較的涼しく日照時間が長い一方で、
大西洋とインド洋にぶつかって生まれる霧が気温を下げることが寒暖の差を生みます。
それが、おいしいワインになるブドウを育ててくれるのです。

無農薬栽培に適した土地

また、海から吹き上げる涼風「ケープ・ドクター」の存在も重要です。
「ケープ・ドクター」=ケープのお医者さんという意味で、
海から吹き上げる強い風により空気を乾燥させ、ワインをおいしくするだけでなく
害虫や病気からぶどうを守ってくれます。

無農薬栽培というと、手間暇がかかるため価格が高いイメージがありますが、
南アフリカではコストをかけることなく、おいしい無農薬ワインを造ることができるのです。

5億年以上も前にさかのぼる、世界で最も古い土

もう一つ恵まれているのがケープ地方の土壌です。
ここの土地は、5億年以上も前に遡ると言われる世界で最も古い土とされており、
多様性に富んでいます。

風化し、栄養的には痩せているのですが、水はけが良い上に、適度に水分も保持し、
高品質なブドウが育つ力を持っています。

地球に優しいワイン造り

そして最後に、南アフリカワインは「地球」に優しいワイン造りをしています。
それは、ワイン産地の9割以上が世界自然遺産にあり、その美しい自然を守るため。
豊かな大自然を保護する為、ワイン生産には細心の注意を払っています。

農薬や殺虫剤、薬品に頼らないワイン生産はもちろんの事、リサイクルの徹底、畑所有のルールなど、
世界で最も地球環境を意識したワイン生産地として世界から注目を集めています。

まとめ

いかがでしたか。
数年前に輸入されていた、数百円の大量生産型の南アフリカワインの影響で、
南アフリカワインは「安いけどおいしくない」というイメージをお持ちの方も、
今のアフリカワインのレベルにびっくりするはず。

今やアフリカには、ワイン造りに適した気候、農薬に頼らない自然な栽培、
安価な人件費という条件に目をつけ、世界中からワイン醸造家が集まってきています。
そのため、ワイン造りの技術が驚くほどのスピードで向上しているのです。

先入観を捨てて、ぜひ飲んでみてください。
一昔前のイメージががらっと覆されるはず。
おいしくて環境によくて、体に優しいアフリカワインの魅力の
とりこになってしまう方が続出してしまうかもしれません!

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