仕事終わりになんか疲れてあまりお料理をする気もでてこないなんて方も多いのではないでしょうか。
コンビニだと物足りないし、食べたいものもあんまり見つからない。
でもちょっとお腹が空いてしまいお酒の足しになるようなものは何かないかな。
そんな時にもお役立ちしそうな白ワインを使った簡単なおつまみをご紹介します。
意外と簡単で時間もかからない忙しい方にはもってこいです。
是非参考にしてみてください。
アボカドの白ワインソテー RITZを添えて
お酒を飲む際には飲み過ぎはなんでも注意が必要です。
適度な量が健康に多少は補えるかとは思いますが、おつまみもどうせ食べるちょっとは体にいいものを取り入れるのもいいのではないでしょうか。
まずは女性が大好きなアボカドです。白ワインを使って簡単にアレンジが可能です。
○材料
アボカド 1個、白ワイン 大さじ1、塩 適量、黒胡椒 適量、オリーブオイル 小さじ1、レモン汁 小さじ1
○作り方
1.アボカドは半分に切ってタネを取り除いてください。その後一口サイズ、食べやすい大きさにカットしてください。
2.フライパンを中火で熱してオリーブオイルをひき、ある程度温まった後アボカドを先ほど切ったサイズにそってスプーンでくり抜きながら入れてください。
3.この時使ったスプーンはそのまま使用するので洗わないでください。(ワンポイントです)
4.茶色くいい感じで焼き目がついて香ばしい香りがしてきたら、先程のスプーンで白ワインを回して入れていってください。
5.白ワインの水気が飛んだ後は弱火にして、塩、黒胡椒で味を調えてください。
7.お好みでレモン汁を加えて混ぜてください。
8.お皿に盛り付け用意をしてあったRITZを添えれば完成です。
ほのかな酸味とアボカドのコクが大変相性がいいのと、RITZの上に乗せて塩気を効かせた食べ方もオススメです。
晩酌がてらにはいいおつまみになるでしょう。
イチジクの白ワイン煮
実は栄養価の高いイチジク。
食物繊維をはじめ、鉄分、カリウム、カルシウム、そしてビタミン類をバランスよく含まれているという優れた食材なのです。
また、最近の研究においてはがん予防にも期待があるというお話もあるそうです。
そんなイチジクを使ったおつまみはワインと相性バッチリです。
じっくりコトコト白ワインで煮込んじゃいましょう。
○材料
乾燥イチジク 120g、白ワイン 180〜200cc、黒胡椒 適量、ピンクペッパー お好みの量
○作り方
1.乾燥イチジクと白ワインを鍋に入れて沸騰させていきます。
2.沸騰してきたら落し蓋(この場合はクッキングペーパーでも可)をして、弱火でアルコールを飛ばすように煮込んでいきます。
3.ワインの量が煮詰まって来たら火を止めてください。落し蓋(クッキングペーパー)をしたまま約一晩置いておきます。
4.翌朝、一度火を入れて煮汁が無くなるまでさらに煮詰めていきます。お昼間作る方は冷めるまで置いておくだけでもいいでしょう。
5.盛り付けの際は、お好みで黒胡椒やピンクペッパーを振って少しスパイシーに仕上げてみると、味にメリハリが出て更に美味しくいただけると思います。
少々大人なおつまみです。
甘口から辛口までどのワインにもお楽しみいただけるおつまみなので、簡単に材料が手に入るようでしたらお試しください。
まとめ
仕事で帰りが遅い方や一人暮らしの方にも実践できる簡単おつまみです。
ちょっと小腹が空いた時には十分なくらいのボリュームかと思います。
お酒もすすみますが、あまり食事がすすみすぎるとかえって身体が大変なことになってしまいます。
なんでもほどほどにお楽しみください。
イノシシ料理
日本でも山間部に行けばよく見られるイノシシ肉ですが、イタリアやフランスなどヨーロッパでも広い地域で利用されています。養殖されているブタ肉と異なり値段は高いですが、脂身に旨味を蓄えているため、ミートソース系に用いると最高の味わいになります。日本のイノシシと比べるとヨーロッパのイノシシは270キロ程度と大型でたてがみが短いという特徴があるため、厳密には別種なのでしょうが、日本のイノシシと味わいはそれほど異なりません。ロシアのイノシシは500キロにもなるそうで、インドネシアのトラがゾウを襲うこともあるように、シベリアトラが巨大イノシシを襲うこともあるのかもしれません。
ピーチ
イノシシ料理はパッパルデッレがポピュラーですが、同じぐらい人気なものにピーチがあります。ピーチとはパスタ生地で作ったうどんの様なもので、シエナのものとして有名ですがモンテプルチアーノではピッチ、モンタルチーノではなまってピンチと呼んでいます。造り方は塩を振った強力粉に卵を入れ、卵の水分だけでこねます。そのため分量は卵の水分だけでぎりぎりまとまる量の強力粉が理想です。生地がぎりぎりまとまったら、オリーブオイルと極小量の水を加えこねることができる柔らかさまで調整し、グルテンの膜が出来始めたら親指サイズに切り分けます。それを1本ずつ手で転がしてうどんサイズにしたら完成です。
イノシシの捌き方
イノシシの捌き方ですが、まずブタ同様に首を切り腹を割いて内臓を取り除いたら、洗って3日ほど吊るし血抜きをします。内臓は内臓で利用出来るので取っておいて別の料理で利用して下さい。そしたら右足首(左側)から肛門に向けて切れ目を付け皮を剥いでいきます。もう片方の足も同様にしたら、前足も胸に向かって切れ目を付け皮を剥いでいきます。重曹やタンニンで皮を鞣せば毛皮製品として利用できます。一番簡単なのはナラやクヌギのドングリや材を煮出して煮詰め濃い茶色のタンニン液を作ればそれに毛皮を数日浸しておくことでタンパク質が固まり、毛が抜けにくくなります。一番難しいのが乾燥で、乾燥させる時に強力なクリップや重しで限界まで伸ばして乾燥させるか、面倒であれば釘を打って広がった状態を固定します。その後乾燥した毛皮を揉みほぐせば利用できます。今回の料理ではスネ肉や首肉などの利用し辛い部位を使いますので、他の部位はブタ肉同様にして別の料理でご利用下さい。
調理
イノシシ肉を賽の目に切り、赤ワイン、ローズマリー、セージ、マジョラムで1日マリネします。次に、セロリ、人参、タマネギ、ニンニクをオリーブオイルで炒め、マリネしたイノシシ肉を加え更に炒めたら、プラムの赤ワイン煮を刻んで加え、ハチミツ、赤ワインを加えて煮て、トマトソースを足して味を整えます。鍋にバターと刻んだキノコを入れ、軽く炒めます。そこに茹でたピーチパスタを加え、粉にしたペコリーノ・トスカーノとブラックペッパーを加えたら完成です。
今回使うワイン
今回は野生のイノシシを使った料理なので、カザリア/ロッソ・トスカーノを使います。このワインはコロリーノ種のブドウから出来るため、濃厚で深い森のような香りを持ちます。コロリーノはそもそもトスカーナの野生ブドウから選抜されたものだと言われており、野生ブドウの意味を持つアブルスコと呼ばれることもあります。