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フルーツとワインの美味しい組み合わせとワインと水の比重の違いを利用して、パーティーを盛り上げよう!

食事の最後に食べたい、甘くてみずみずしいフルーツ。フルーツを使ったタルトやケーキもデザートの定番ですよね!そんなフルーツやフルーツを使ったデザートを食べるときには、どんなワインをあわせたら良いのでしょうか?ここでは、ワインエキスパートの資格を持つ筆者が、フルーツとワインの美味しい組み合わせを紹介します。

目次

フルーツとワインの相性

「甘いお菓子に苦いお抹茶」というように、日本人の感覚からすると、甘いものには甘くない飲み物をあわせるというのが一般的です。しかし、ワインの世界においては、この考え方が真逆になります。ワインのマリアージュ(食事との相性)の基本的な考え方の中に、「似た者同士をあわせる」という考え方があります。そのため、甘いフルーツやデザートには甘口のワインを合わせるのが良い、ということになります。

以下、具体的にどのようなフルーツにどのようなワインを合わせたら良いかを紹介していきます。

イチゴ

そのまま食べることもあれば、タルトやケーキなどのデザートに使われることも多いイチゴ。ほのかに甘酸っぱいイチゴに合わせたいワインは、同じくほのかに甘味と酸味を感じられるシャンパーニュです。イチゴと色の近いロゼのシャンパーニュもお勧めです。イチゴにシャンパーニュ、ちょっとリッチな気分が味わえる贅沢な組み合わせです!

柑橘類

オレンジやグレープフルーツなど、甘さの中にも爽やかですっきりとした酸味が感じられる柑橘類は、甘いものが得意ではない男性にも人気のフルーツです。そんな柑橘類と相性が良いワインは、柑橘系の香りやしっかりとした酸味を感じられる白ワインです。具体的には、フランスのロワール地方のソーヴィニヨン・ブランや、アルザス地方のリースリングなどが良いでしょう。

りんご

冬の定番フルーツの一つでもあるりんご。みずみずしい甘さを持つりんごには、フランスのロワール地方の甘口のロゼなどが相性抜群です。また、フランスのノルマンディー地方のシードル(りんごを原料とする発泡性ワイン)を合わせても良いでしょう。

なお、タルト・タタン(アップルパイ)など、生のりんごよりも甘味がより強く感じられるデザートについては、甘口のポートワインやアイスワインなどと相性が良くなります。

マンゴー

南国フルーツの代表選手、マンゴー。マンゴーを使ったデザートも人気がありますよね。豊かな香りと濃厚な甘みを持つマンゴーに合うワインは、華やかな香りとリッチでコクのある味わいを持つフランスのローヌ地方のヴィオニエや、芳醇な香りを持つアルゼンチンのトロンテスなどがお勧めです。

ドライフルーツ(いちじく、レーズンなど)

一口にドライフルーツと言っても様々なものがありますが、ここでは乾燥いちじくやレーズンに合うワインを紹介します。チーズやナッツの付け合わせとして出てくることもあり、一般的にワインとも相性が良いドライフルーツですが、中でも相性がいいのはカベルネ・ソーヴィニヨンなどの長期熟成を経た赤ワインです。長期熟成した赤ワインからは、フレッシュな果実の香りよりも、凝縮感のあるドライフルーツのような香りが強く感じられるので、ドライフルーツとの相性は抜群です!

まとめ

いかがでしたか?ぜひここで紹介した組み合わせを試してみて、美味しいフルーツやデザートをより美味しく味わってくださいね!

 

 

ワインと水の比重の違い

水とアルコールを含むワインでは、ワインの方が比重が軽くなります。この性質を利用すれば、不思議なマジックができたり、見た目もきれいなカクテルが作れたりするのです!ここでは、ワインエキスパートの資格を持つ筆者が、ワインと水の比重の差を利用した、パーティーが盛り上がること間違いなしのマジックやカクテルの作り方を紹介します!

水とワインの比重

比重とは、ある物質の質量の、それと同じ体積の標準物質(液体の場合は水)の質量に対する比のことを言います。アルコールの比重は水よりも軽いため、アルコールを含むワインは同じ量の水よりも軽いということになります。

比重の差を利用したマジック

ワイン(アルコール)と水の比重の差を利用した、面白いマジックを紹介します。

①同じ大きさの透明のコップを2つと、薄いプラスチックの板(コースターなど)を1枚用意します。

②コップの片方に水、もう片方に赤ワインを表面すれすれまで注ぎます。

③水の入ったコップにプラスチックの板で蓋をして、持ち上げて逆さまにして、赤ワインの入ったコップの上にコップのフチが重なるようにセットします。

④プラスチックの板をゆっくりと引き抜きます。

すると、どうでしょう。赤ワインと水が混ざってしまいそうな感じがしますが、下にあったはずの赤ワインが上へ、上にあったはずの水が下へと流れていき、上下逆さまに入れ替わってしまいます。

これは、ワインの方が水よりもアルコールが入っている分、比重が小さいために起こる現象で、ガリレオが一般人に比重を説明するときに使われた方法でもあります。

なお、このマジックでは、水やワインを一滴もこぼさずに行うのは至難の業なので、人様のお宅などで行うのは控えた方が無難かもしれません。また、マジックに使ったワインはその後飲めなくなるということはありませんが、味わいの保証はできません。

比重の差を利用した色鮮やかなカクテル

ワインと水の比重の差を利用すれば、美しい見た目の美味しいカクテルを作ることができます。

以下、ワインと水の比重の差を利用した、ご家庭でも簡単に作れるカクテルと、その作り方を紹介します。

アメリカン・レモネード

グラスにレモン汁と砂糖かはちみつ、ミネラルウォーターを加えてレモネードを作ります。もちろん市販のレモネードを使ってもOKです。そこに氷を入れ、静かに赤ワインを注いでいけば完成です。レモネードと赤ワインの比重の差によって、紅白の二層に分かれた美しい見た目のカクテルに仕上がります。ワイングラスを使用すると、より華やかな印象の見た目になります。

キティ

グラスにジンジャエールを半分くらい注ぎ、そこに赤ワインを7~8分目まで静かに注いでいけば完成です。紅白2層の華やかなカクテルに仕上がります。パーティーなどで食前酒として振る舞うのもお勧めです。ジンジャエールの炭酸があるので、シャンパングラスなどを利用すると、より雰囲気が出るのでお勧めです。お好みでレモンの輪切りなどをトッピングしても良いでしょう!

まとめ

いかがでしたか?ここで紹介したワインと水の比重の差を利用したマジックや、見た目も華やかな美味しいカクテルを、ぜひパーティーを盛り上げるのに役立ててださいね!

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