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女性に人気!ロワール地方の自然派白ワインとポートワインの魅力

風光明媚な景観でフランスの庭と呼ばれるフランス・ロワール地方。
全長1000㎞にもわたるロワール河の沿岸には古城が多く、ワインの一大産地でもあります。

実は濃くてしっかりした赤ワインが苦手な女性は結構多いものです。
そんな女性でも比較的飲みやすいのはフルーティーな白ワイン。
特に自然派ワインはしっかりと旨みや自然な果実の甘みが感じられるものや、余計な手が加えられておらずスッと体になじむものが多く、無理せず美味しく飲めるワインが多いのでおすすめです。

今回は中でも人気のあるロワール地方の4つの地区から、それぞれおすすめの自然派白ワイン生産者をご紹介します。
ぜひワイン地図を片手にご覧ください。

ペイ ナンテ地区のおすすめ

ロワール河の最下流域にあり、ミュスカデ(別名 ムロン ド ブルゴーニュ)という品種で造られる辛口白ワインの産地が広がります。
水っぽいワインになりやすくもあるミュスカデですが、シュール・リー製法という、ワインの醸造過程でできた澱(オリ)をそのままにして、その上にワインを寝かせる方法をとることが多く、そのため旨みがありフレッシュなワインになります。
生産者によっては驚くほどフルーティーで旨みのあるワインに仕上がります。

[おすすめの造り手]
ドメーヌ ド レキュ(ギィ ボサール)
1972年から有機栽培、1992年からはビオディナミ農法でブドウを栽培し、ロワール地方におけるビオディナミの先駆者のひとりであるギィ ボサール。「ビオディナミの象徴的な存在」とも称される人物です。彼のミュスカデはミュスカデの常識を超えるとも言われます。
2012年より、ギィ ボサールの意志を受け継ぐフレデリック・ニジエ・ヴァン・エルクがドメーヌを継ぎ、引き続き素晴らしいワインを産み出しています。

マルク ペノ
手間暇掛けてワイン造りに情熱を傾けている生産者です。あまりに採算度外視なので、過去財務上の理由からドメーヌ存続が危ぶまれることがありました。ペノ氏のワインを失うのは残念すぎると日本の輸入業者とフランスにあるパートナー会社の援助があり再びワイン造りをスタートさせることができ、今に至ります。
樹齢の高い古木を低収量に抑えることで、濃い果実味と、ミュスカデの爽やかさを併せ持つワインをつくり出しています。

ミュスカデを飲むなら上記の生産者のワイン、ぜひ試してみてくださいね。

アンジュ―=ソーミュール地区のおすすめ

アンジェからソーミュール周辺まで広がる地区。
赤、白、ロゼ、スパークリング、辛口から甘口までと多様なワインがつくられますが、白ワインはシュナン ブランという品種が中心です。
リンゴやカリン、蜂蜜の様な香りと、豊かな果実味が魅力の白ブドウで、辛口から極甘口まで造られます。

[おすすめの造り手]
ラ フェルム ド ラ サンソニエール(マルク アンジェリ)
ロワールを代表するビオディナミの造り手、マルク アンジェリ。
常に新たな試みを行い、ナチュラルで透明感のあるワインを作り続けています。
辛口もほんのり果実の甘みが感じられ、柔らかく優しい味わい。
甘口はただ甘いだけでない深みのある甘美な味わい。
素直に自然派ワインの良さが感じられ、シュナン ブランの魅力の虜になってしまいます。

トゥーレーヌ地区のおすすめ

トゥール周辺に広がる地区です。
白ワイン用のブドウは、シュナン ブラン、ソーヴィニヨン ブラン、を中心にシャルドネ、ピノ グリ、ロモランタンなど多様なブドウ品種が栽培されています。
トゥーレーヌ、ヴーヴレ、シュヴェルニーなどの産地があります。

[おすすめの造り手]
ル クロ デュ テュエ ブッフ(ティエリー ピュズラ)
自然派ワイン人気の立役者のひとり、ティエリー ピュズラ。彼のワインを飲んで自然派ワインの魅力に引き込まれた方も多いのでは?
ピュアで親しみやすい味わいは、ワインを飲み始めたばかりの方や、ちょっとワインは苦手という女性にも人気があります。

ピエール=オリヴィエ ボノーム
ティエリー ピュズラの元で働き、弱冠29歳の若さでネゴシアン(買いブドウでワインを造る)部門を引き継ぎました。
ティエリーの醸造を受け継ぎながら、更に良いワインをと独自の方法で進化させています。
気軽に飲めるタイプが多いので、ぜひ試してみてください。特におすすめしたいのはソーヴィニヨン ブランの白ワインです。

サントル・ニヴェルネ地区のおすすめ

ロワール河の上流に位置します。
サンセールやプイィ フュメが最も人気のある産地で、共に白ワインはソーヴィニヨン ブラン種でつくります。
干し草やグレープフルーツ、火打ち石やハーブの香り豊かな爽やかなワインが多く、暑い時期にぴったりの白ワインです。

[おすすめの造り手]

アレクサンドル バン
冷静でありながら、真っ直ぐで熱い情熱をワイン造りに注ぐアレクサンドル バン。
プイィ フュメの地でその土地らしいワインを造るため、馬での耕作、化学肥料や農薬の不使用、徹底した収量制限、手摘みで収穫、と労力を惜しみません。
亜硫酸塩は無添加、または瓶詰め時に少量のみ添加。
完熟したソーヴィニヨン ブランでつくられるそのワインは、一般的なソーヴィニヨン ブランのイメージには当てはまりません。
濃密な果実味、上品な酸味、ミネラル感を備え、プイィ フュメの概念を超えたと言わしめるワイン、ぜひ体験してみてください。

まとめ

ロワール地方は自然派ワインの盛んな土地です。
様々な生産者がそれぞれの思いを胸に、ナチュラルなワイン造りに勤しんでいます。ぜひ色々なワインを試してみてください。
ワインをちょっと無理して飲んでいた方が、心から美味しいと思えるワインに出会えたならこの上なく嬉しいです。

ポートワインは、あまり馴染みがないため耳にしたことがない人が多いのではないでしょうか。ポートワインとは、ワインの中でも特殊な部類になります。糖分がアルコールに変化する前に発酵を止めます。そのため非常に甘いです。そこで、ポートワインについてご紹介します。

ポートワインとは?

ポートワインは、酒精強化ワインとして知られており、アルコール度数が20度前後です。ポルトガル港から出荷される特産ワインとして知られており、ポルトワインと呼ばれることもあります。

ポートワインは、糖分の残っている発酵途中のワインにアルコール度数77度のブランデーを加えます。酵母の働きを止めて発酵を停止させます。独特の甘みとコクの深さが特徴です。また、ポートワインは非常に保存性に優れています。そのため開けても、劣化が起きません。タンニンの量に関わらず、長期的な保存が可能です。ポートワインには、大きく分けて赤と白があります。

ポートワインの醸造について

ポートワインは、ドウロ地方で収穫されています。醸造からブランデーの添加を行います。

・「収穫」

ポートワインは、毎年9月から10月にかけてポルト市街地からみてドウロ側の上流付近にあたるドウロ地方のドウロ渓谷にあるぶどう畑で収穫されます。

・「搾る工程」

収穫されたポートワイン用のぶどうは、醸造所に集められます。そこから圧力によるぶどう搾りが行われます。現在は、機械化が進んでいます。昔は、ぶどうを人の足で踏み潰して絞っていました。今でも高級なポートワインは、足踏み式の搾汁が行われています。

・「醸造」

ワインの醸造は、ぶどうジュースの糖分が酵母によりアルコール化することを利用して行われます。しかし、ポートワインの醸造は、アルコール発酵が行われている際に、酒精強化としてブランデーを添加します。これにより、アルコール変化を止めます。

・「熟成」

ポートワインは、シッパーと呼ばれる商社が持つ倉庫へ運ばれます。その倉庫で、ブレンダーによりブレンドされます。様々な種類に分けられ熟成して商品となります。

ポートワインの種類

・「ルビーポート」

鮮やかなルビー色が特徴で、ポートワインの中でも定番なのがルビーポートです。

・「トゥニーポート」

ルビーポートよりも色が濃いです。酸素との接触面積が多くなるように熟成されます。

・「ホワイトポート」

白ワイン系のポートワインです。ルビーポートと似た熟成方法で醸造されます。

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