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ワインの魅力とは何か

目次

ワインの魅力

昨今、ワイン漫画の流行やドラマ化の甲斐あってか、ワインを愛する若者たちが増えてきています。一昔前であれば、ワインはビールやチューハイなどと異なりアルコール度数の高い大人の飲み物というイメージがあり、またまだ飲み頃を迎えていない固い渋いワインが飲食店などで提供されていたため、取っつきにくいお酒というスタンスに立たされていました。それが徐々に、ワインの健康機能成分に着目した番組が特集され健康ワインブームが到来すると、ソムリエやワイン生産者、ワイン雑誌などが増え正しい知識を持ったワインラヴァーが育ったため、現在では海外にも負けないくらいの人気があるお酒になりました。

香り

ワインの魅力としてイメージされるのはやはり香りでしょう、確かにその通りです。ブドウそのものが持つアロマには果皮から来るもの、果肉から来るもの、種子から来るものがありますが、それ以外にも醸造過程で生まれるエステル類を主にして高級アルコール類による香りが加わるため、およそブドウで出来ているとは思えない華やかな香りを持つワインも少なくありません。それは熟成により更に複雑で香り高く変化していくので、初めてその片鱗に触れることが出来た人は必然的にワインラヴァーになってしまうでしょう。

味わい

ワインの魅力として次に出るのはやはり味でしょう。ワインの神様と呼ばれたアンリジャイエも『テイスティングでは口に含んだワインを吐き出すシーンをよく見るが、ワインは香水ではない、飲んで美味しいのが良いワインだ。』とワインに対する愛を語っていました。ワインの味は品種や醸造方法、ブドウの生育状況により異なってきますが、そういった多様性もワインの魅力の1つでしょう。どんなに年季の入ったワインラヴァーであっても、自分に合わないワインと出会うことがあります。しかし、だからこそ自分のお気に入りの1本を探し出すというところに魅力が生まれるのではないでしょうか。

色合い

見逃されがちですが古くからワインが愛される理由の1つに、その美しい色合いがあります。例えば同じワインであっても品種により深いガーネット色から透き通った紅茶のような色合いのものまで様々です。グラスの縁を彩るわずかに色が淡い部分は、色の濃い部分とのコントラストで見るものの目を楽しませてくれます。その点で言えば日本のヤマブドウで作られたワインは他のブドウにない華やかなバラ色に縁取るので、とても美しい色合いを見せてくれます。他にも黒ワインと呼ばれるほど濃い色合いを見せるマルベックや、薄い色合いにもかかわらずお花畑を連想させるほどエレガントな香りを持つピノノワールなど、品種により様々です。

まとめ

これまでワインの魅力としてあげてきたものを見て頂ければわかるように、それらにはブドウの品種が深く関わっています。例えば香りの面から言えばフランスのソーヴィニヨンブランではグレープフルーツのようなシトラス香がありますが日本の甲州葡萄では夏みかんや文旦など和柑橘の香りを持ちます。味わいの面で言えば飲み頃になればまろやかなタンニンとほどよい酸味、そして豊かな甘味を持つカベルネソーヴィニヨンから甘味と酸味が調和して非常に飲み口の良いピノノワールなどがあります。ギリシャ、イタリア、フランス、ドイツ、スペインなど古くからのワイン大国を並べてみても沢山の品種があるように、アフリカ、アメリカ、日本などのニューワールドでも新しい品種が続々と作られています。そのため、ワインの品種は実質的には無限と言ってもよく、それらから作られるワインの多様性も無限大です。こういった他のお酒と比べたときの選択肢の多さがワインの最大の魅力かも知れません。

 

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