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チリワインのラベル表示 ~格付け、用語~

スペインの植民地であったこの国にはもともと潜在的に理想的なブドウ栽培地としての要素があったと言われていますが、実際、産業として発展してきたのは1990年代に入ってから。フランスをはじめとしたヨーロッパの一流ワインの生産者がこぞってこの地のブドウ栽培に適した土地を買い、栽培、醸造技術を提供し、『コストパフォーマンスがいい』と言われるチリワインが世に知れ渡ってきたのはたった20年ほど前のことです。そのスピーディーな改革が成しえたすばらしいチリワインの姿をご紹介します。

法的ラベル表示用語

1.原産地を特定する呼称制度・デノミナシオン・デ・オリヘンDenominacion de Origin(DO)

以下の4地方がワイン産地の主要地域として登録されています。長く南北に伸びたこの国のワイン産地の気候条件は、その土地により大きく違ってきます。下記のDO内の小さな地域についてはチリのワイン産地のページでご案内しています。

・コキンボCoquimbo

・アコンカグアAconcagua

・中央渓谷地方Central Valley

・南部地方Southern Regions

2.熟成度を表すラベル用表現

レゼルバReserva, レゼルバ・エスペシアルReserva Especial, レゼルバ・プリヴァータReserva Privada, グラン・レゼルバGrand Reserva

決められた期間熟成させてあること、またそのテースティング審査に合格したこと、その二つをもっていずれかの表現をラベルに表示することが可能。しかしながら、特に大きな意味はなく生産者が品質レベルをラベルに示したい場合に書かれることが多いようです。

チリワインの主なブドウ品種

―白ワイン用―

ソーヴィニヨン・ブランSauvignon Blanc種

完熟した果実からとてもフルーティーで芳醇なタイプのソーヴィニヨン・ブランとなります。

シャルドネChardonnay種

完熟した果実から芳醇なタイプのシャルドネを作っていましたが、近年では様々なスタイルのものが出ています。

ヴィオニエViognier種、リースリングRiesling種、ゲヴュルツトラミネールGewurtztraminer種

アロマの強いこれらの品種の栽培にも成功しています。

―赤ワイン用―

カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon種

さまざまなスタイルのワインが単一品種として、また他の品種とのブレンド。

メルローMerlot種

価格が安めで果実味の多いミディアムボディのワイン。

カルメネールCarmenere種

現在ではチリの特徴的ともいえる品種。うまく作ってあるものは黒コショウや草のような香りがします。

シラーSyrah種

様々なスタイルのものが作られているが、エルキ・ヴァレーElqui Valleyの追うな冷涼地のものはチリ最上級のシラーと言われています。

ピノ・ノワールPinot Noir種

この品種が作る最高のものができるともいわれるチリ。日常的なものから最高品質のものまで多種多様のスタイルのものが出ています。

潜在能力と最新技術との理想的な組み合わせからできたワイン

充分な日照時間があるので果実は確実に成熟し、アンデス山脈からの雪解け水が灌漑に使え、過去に線虫の被害を受けていないクリーンな土壌。それに加えて、品質向上や多様性に対する向上心、競争力のあるこの地は、なるべくしてワイン生産地として成功した国と言えるでしょう。この国で生まれ育ったワイン生産者、また、よりエキサイティングなワイン生産のためにこの国を目指して世界中から訪れるワインの作り手たちは、この国にまだまだ潜むワイン産地としての能力を最大限に引き出すべく日夜努力を続けています。これからもまだまだ新しい試みがされるはず。消費者としてはこれからも手に入れやすい価格でさらに質の良いワインが出回るのを待ちたいところですね。

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