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カリフォルニアワインのラベル表示 品種

「パリ試飲事件」をご存知でしょうか。1976年にパリで行われた、著名フランスワインvs無名カリフォルニアワインのプロによる試飲会で無名カリフォルニアワインが勝利してから40年。その事件からワインはヨーロッパものが優勢で当然という認識は覆されました。カリフォルニアワイン生産の近代化が進んだのは「パリ試飲事件」よりたった十数年前ぐらいというから驚きです。今では大規模なワイン工場から、洗練された上質ワインを作る小さなブティックワインまで、主に太平洋沿岸の州の北から南まで1000キロ以上の範囲で、その気候条件を利用して太平洋沿岸で多くのワイン生産が行われています。ここでもブドウ品種を知ることがワインを知る鍵。カリフォルニアで盛んに生産されているブドウ品種からご紹介します。

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カリフォルニアワインのブドウ品種

ワインのブランド名、産地とともに、ブドウ品種の名前が表示されています。

白ワイン用品種

シャルドネChardonnay

カリフォルニアで最も生産量が多い品種。低価格のセントラル・ヴァレーCentral Valleyのワインは酸味が少なく果実香味が強調されたスタイル、一方上質なカリフォルニア産シャルドネChardonnay種はフルボディでアルコール度が高く酸は控えめ、そしてオーク、ヘーゼルナッツ、バター、ピーチなどの風味のあるものから、カルネロスCarneros,ロシアン・リヴァー・ヴァレーRussian River Valleyといった涼しい地域で生産される繊細な味わいのものまであり、後者は特に近年人気です。

ソーヴィニヨン・ブランSauvignon Blanc

世界中で一世を風靡したニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブランと同様、カリフォルニアのソーヴィニヨン・ブランもさっぱりとしてアロマの強いタイプ、またボルドータイプと同様、オーク樽で熟成させたものまであります。よく市場で見かけるフュメ・ブランFume Blancは後者のタイプ。

赤ワイン、ロゼワイン用品種

ジンファンデルZinfandel

カリフォルニア原産といわれるこの品種は州内で多く栽培されており、できるワインは芳醇でフルボディ、またアルコール度が高でくなる傾向の赤ワインとなります。またこの品種から作るロゼはホワイト・ジンファンデルWhite Zinfandelと呼ばれ、フルーティーでアルコール度が控えめな半甘口のロゼワインになります。

カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon

カリフォルニアで最も栽培されている黒ブドウ品種。上質ワインは特にナパ・ヴァレーNapa Valleyで作られており、様々なそのワインのスタイルはカリフォルニア産高級ワインに影響を及ぼしています。州内ではアルコール度が高すぎる粗野なタイプのものから、ハイテク設備を駆使し最適な環境で栽培、醸造が行われた繊細な味わいのワインまでさまざま。

メルローMerlot

残念ながら、以前、安価でいい加減な作りをしたメルローが出回ったため、カリフォルニアではあまりよい評価を得ないブドウ品種ではありますが、現在は、モンテレ―Monterey、ナパNapaなどの北部沿岸地帯の冷涼地で質の高いメルローが作られています。ソフトな口当たりで滑らかなタンニンを持つフルボディのワイン。

ピノ・ノワールPinot Noir

現在では、ロシアン・リヴァ―・ヴァレーRussian River Valley,カルネロスCarneros,サンタ・ルシア・ハイランズSanta Lucia Highlandsといった涼しい地域で、とても質の高いピノ・ノワールが作られています。鳥獣や野菜といったものから、熟した赤い果実等々、とても豊富なアロマを持つ非常に評判の高いワインが多く出回っています。

その他のブドウ品種

シラーSyrah種、ヴィオニエViognier種などのフランス・ローヌスタイルのスタイリッシュなワイン他、ブレンド用のコロンバールColonbard種、シュナン・ブランChenin Blanc種、バルベーラBarbera種などなど様々なブドウが栽培され、その時のトレンドにあったワインを作り出すのが上手なのがカリフォルニアワイン界であるといってよいでしょう。

ヨーロッパ以外の産地が力を付けたのはカリフォルニアワインの健闘のおかげ

流行に敏感、そして栽培、最新の醸造技術を研究し続けるカリフォルニアでは、1970年代ごろから著しくワインの質が向上し、結果として上記「パリ試飲事件」でフランスワインに勝利するに至りました。そのおかげでアメリカ以外のワイン生産国がわれもわれもと一般消費者に分かりやすいワインを提供するようになり、現在ではフランスワイン界を脅かすには十分なレベルのワインを作るようになりました。その恵まれた気候と最新の醸造技術、そしてカリフォルニアワイン生産者のやむことのない向上心の元、これからも世界中に流行発信をするのがカリフォルニアワインなのではないでしょうか。まさに「カリフォルニアワインを見ればワイントレンドがわかる!」と言えますね。トレンド発信基地のカリフォルニアワインから目が離せません。

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