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ポルトガルワインのラベル表示

ポートワインで知られるポルトガルですが、スティルワインと言われる普通のワインも、過去数十年の醸造法の近代化、マーケティングの充実で近年は良質のワインを国内外に出荷しています。ポルトガルのお食事は日本人の口に合いやすいともいわれていますので、どんなものがあるか探ってみましょう。

ワインの格付け表示

(いずれも1が伝統的名称、2はEUの登録されている別名表記)

-保護原産地呼称名称ワイン

1デノミナサン・デ・オリジェン・コントロラーダDenominação de origem controlada(DOC)

2デノミナサン・オリジェン・プロテジーダDenominação de Origem Protegida(DOP)

-保護地理的表示ワイン

1ヴィーニョ・レジョナルVinho regional

2インディカサン・ジェオグラフィカ・プロテジーダIndicacao Geografica Protegida(IGP)

ポルトガルワインのブドウ品種表示

ポルトガルは特有の地元ブドウ品種が多く、他の国では国際品種が活躍している中、現在でも地元品種が多く使われています。

―赤ワイン用品種

トゥリガ・ナショナルTouriga Nacional

ポルトガルを代表する品種。色と香りが濃厚でタンニン豊富。ドウロ、ダン地方で作られています。

ティンタ・ロリスTinta Roris

スペインのテンプラニーリョTempranillo種。深い色調とタンニンを備えるワインができるほか、軽めのワインを作るところもあります。同じくドウロ、ダン地方で栽培しています。

カステランCastelao

セトゥーバル半島やパルメラで洗練された赤ワイン。

バガBaga

バイラーダ地方では主要品種、また別の地方ではブレンドに使われ、近代的な栽培と醸造法によりフルーティーでソフトなワインができるようになった。

トリンカデイラTrincadeira

アレンティージョ地方で、濃い色調の力強くスパイシーなワインを作ります。

―白ワイン用品種

アリントArinto

ヴィーニョベルデやアレンテージョのブレンドとして使われ、爽やかな果実香味と酸味。

ロウレイロLoureiro

ライトボディの爽やかなワインを作ります。同じくヴィーニョ・ヴェルデに使われます。

アルヴァリーニョAlvaniho

スペインのアルバリーニョと同じ、爽やかな白ワインの生産に。

その他のラベル用語

リゼルヴァReserva

DOCワインに使われる。アルコール度の規定等がありテースティングに合格したワイン。

ガラッフェイラGarrafaira

DOCとIGPを持つすべてのポルトガルワインに適用。上記、リゼルヴァと同様の条件の他、熟成期間の規定もある。

アデガAdega   醸造所

アデガ コオペラティヴァAdega cooperativa   生協醸造所

ブルットBrut   辛口スパークリングワイン

カスタCasta   ブドウ品種

ドーチェDoce   甘口

ガフェイラGarrafa   ボトル

キンタQuinta   醸造所

セッコSeco   辛口

ティントTinto   赤

ヴェルデVerde   緑という意味、若いワインを意味

ヴィーニョVinho   ワイン

生産地名

ヴィーニョ・ヴェルデVinho Verde DOC

伝統的なものは、薄いレモン色で酸味が強くアルコール度も低め。アルバニーニョAlbaniho種という品種や特定の地域の地名が記載されている場合はアルコール度がやや高め。伝統的に少し泡がたつような作りになっていて更に爽やかさが演出されています。

ドウロDuoro DOC

この古いブドウ産地では、ポートワインを作るブドウ品種から、生き生きした酸味と果実風味のする赤ワインが作られています。白ワインもさわやかな風味ワイン。

ダンDao DOC

繊細で熟した果実のアロマがし、柔らかなタンニンと強い酸味のバランスのとれた赤ワイン。白ワインは爽やか且つしっかりとしたボディ。

バイラーダBairrada DOC

以前は力強すぎる感のある赤ワインでしたが、現在は生産技術の発達によりポルトガル地元品種からフルーティーで軽快なワインや長期熟成の可能なものまで様々なワインが作られています。バガBaga種を50%以上含むものはクラシコClassicoと呼ばれます。また、メルローMerlot種、ピノ・ノワールPinot Noir種といった国際品種の栽培も始めています。またスパークリングワインや、ビカルBical種を使った高品質の白ワインの産地としても知られています。

リスボアLisboa IGP

近代的な醸造技術を用い、果実風味豊かな深い色調の爽やかな赤ワイン。白ワインもエレガントなものが出ています。

テージョTejo IGP

ポルトガル地元品種から爽やかな白ワインが作られています。また赤ワインは、地元品種とともにシラーSyrah種などの国際品種も栽培され始めています。

ペニンスラ・デ・セトゥーバルPeninsula de Setubal IGP

多くの国際品種とポルトガルの地元品種からワインをつくっています。

アレンテージョAlentejo DOC、アレンテジャーノAlentejano IGP

ここ2,30年で大きく成長した広大なワイン産地で、ポルトガル地元品種とシラー種などの国際品種のブレンドでエレガントで深い色調の果実香味の強い赤ワインを作っています。また白ワインは、アリントArint種などの地元品種から蜂蜜の香りのする芳醇なワインになります。

同じく注目のイベリア半島の現代的ワイン!

ヨーロッパ内で、地元品種を使い長い地元でのみ飲まれてきたややぼやけた感のあるワインが、この数十年、栽培法醸造法の劇的な躍進で見事に現代的なスマートなワインに代わっています。その生産地のうちの一つがこのポルトガル。もともと多くの地元原産品種が潜在的にすばらしいワインを作る能力を備えていたのは確かで、EUの支援により現代技術をワイン醸造に取り入れたことで地元原産品種の本来の力を発揮し、品質が花開いたという印象を受けます。ヨーロッパ内ではすでに大きな話題となっているこういったポルトガルワインはお手頃な価格で手に入るのですでに話題騒然。主に原産地名と一緒にDOCという法律用語が書かれたワインには大きく期待できるはずです。

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