本格ゴーヤチャンプルー
ワインは洋食と決めてかかっている方は多いでしょう。それは、日本という国には日本酒や焼酎、泡盛、ビール、ウイスキー、チューハイなど数えきれない酒がいつでも手に入るからです。
わざわざ、刺身を食べる時に白ワインを頼む必要も無く、美味しい日本酒を飲めば良いのです。和食に関しては特にその傾向が強く、ワインと合わせるという発想自体が少ないのかもしれません。
しかし、ワインはその種類を選べば和食ともバッチリ合わせることができます。より、料理とお酒のマリアージュを楽しむのであれば、冒険心も絶対に必要なのです。さて、ここで今回紹介した料理は何とゴーヤチャンプルーです。
ゴーヤチャンプルーと言えば、沖縄県の郷土料理ですが泡盛やビールで無くワインとの相性も案外良いのです。
また、ゴーヤチャンプルー自体作り方もとても簡単で家庭の定番料理にもできるほどです。ぜひ、ここで本格ゴーヤチャンプルーのレシピとワインとの相性を試してみてください。きっと驚かれるはずですよ。
本格ゴーヤチャンプルーの2人分の材料
ゴーヤチャンプルーで使う材料はあまり色をつける必要はありません。ごくごくシンプルで結構です。ゴーヤの味わいがかなり主張するため、材料をアレでもこれでも入れると濁る可能性があります。
さらに、本格的な味わいにしたいならランチョンミートをチョイスしたいですね。味に深みが出ますし、何といってもワインと合わせやすいのも嬉しいポイントです。
ゴーヤ 1本
ランチョンミート 1/2缶
もやし 1/2袋
卵 2個
かつお出汁 適量
木綿豆腐(島豆腐があればなお良) 1丁
油 大さじ3
本格ゴーヤチャンプルーの作り方
ゴーヤチャンプルーで大切にしたいポイントは、ずばり下ごしらえです。ただゴーヤをざく切りにして、豆腐や具材をフライパンに入れて炒めてもそれなりにはなります。
しかし、ちょっとした下ごしらえの手間でみるみる美味しくなるので注目したいですね。
先ず、木綿豆腐は水をしっかりと切っておきましょう。水分が残っていると、炒めた時に水分が出てしまってべちゃべちゃになってしまうので注意です。また、ゴーヤの下ごしえは半分に切った後、中わたをスプーンで取り除きます。
その後、サラッとしお水で洗い流すと良いでしょう。ゴーヤの切り幅ですが、あまり厚みがあると苦みが主張してしまうので薄切りだと良いかもしれません。食感も柔らかくなりますし、他の食材との食べ合わせもグッドです。
さて、次にフライパンに油をしいていきます。弱火では無く、強火が理想です。弱火ですと、ゴーヤがシャキッと仕上がりません。ゴーヤ自体は熱を加えてもビタミンが減りにくいので安心してください。
先にゴーヤに火が通ったら別皿に移しておき、次に木綿豆腐を細かくサイコロ状に切ったものともやしを入れて炒めいきます。
ここにカツオだしを入れて味を染み込ませ、さらにランチョンミートも投入。しっかりと焦げ目が付くまで炒めて行きます。最後に、卵をそぼろに炒めて絡めれば完成です。塩こしょうなどで味付けをしてください。
ゴーヤに合うワイン
ゴーヤチャンプルーに合わせたいワインは白ワイン。特におすすめなのが、ドイツのリープフラウミルヒという甘口ワイン。
シャープさもありながら、甘みもあるのでゴーヤの苦みをバランス良く包み込んでくれます。
さらに、ランチョンミートの塩気なども強調せずに上手に流し込むので箸が進むはずです。甘口ワインであれば、日本のナイアガラ種もおすすめですね。日本料理に日本ワインは合いますよ。
まとめ
本格ゴーヤチャンプルーとなると、ワインと合わせるという発想にはなりにくいですが、実はとても相性抜群。苦みがきついので甘口のワインとなら、合わせやすいのです。
沖縄の郷土料理であるゴーヤチャンプルーですが、あちらの方は泡盛に合わせます。泡盛は、アルコール度数も高く強いお酒というイメージですが、とても飲み口が甘く濃厚。
今回、ご紹介したドイツの甘口白ワインは泡盛に比べれば当然アルコール度数は低いですし、爽やかです。
ワインやお酒は好きだけど、強すぎるお酒はちょっと苦手という方は、ぜひドイツ産の白ワインを試してみてはいかがでしょうか。
ゴーヤチャンプルーと白ワイン。気軽に試せて美味しいので、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。