自家製牛ブロックジャーキー
大人のおつまみの代表格といえば、ビーフジャーキー。牛肉をスモークした独特の味わいと食感は、噛めば噛む程に味わいが口の中に広がり、まさに至福の時間を演出してくれます。
お酒にもピッタリなビーフジャーキーは、ワインとの相性も良く、選び方によってはお酒類の中では最高のマリアージュとなります。
しかし、このビーフジャーキーの難点は少し高額であり、食べても食べてもお腹が満足しないところ。わがままではありあすが、もっと気軽に沢山食べて満足したい、という大人は多いのではないでしょうか。
実は、牛肉のブロック肉さえあれば意外と簡単にジャーキーが作れてしまうんです。自家製ジャーキーの味わいはとにかく最高ですし、ワインとの相性も…言うまでもありませんよね。さぁ、そんな牛のブロックジャーキーの作り方と合うワイン。ここで紹介していきましょう。
自家製牛ブロックジャーキーの2人分の材料
自家製牛ブロックジャーキーに必要な仕込み時間は、たった1日。土曜に仕込み、日曜のパーティーには出せてしまうのでお手軽です。
塩抜きや乾燥など、本格的な作業を省くためパパっと作ることができるのです。
あまり硬さは無くなるため、ローストビーフにも似た感じかもしれませんね。とにもかくにも、自家製ジャーキーを作りたい方必見のレシピです。
牛もも肉のブロック 200g
塩 4g程度
ホワイトペッパー 適量
ブラックペッパー 適量
チリペッパー 適量
ガーリックパウダー 適量
タイム 適量
砂糖 2g
サクラチップ 70g
スモークチップ 20g
スモーカー又は一斗缶スモーカー
自家製牛ブロックジャーキー
スーパー、専門店などどこでも構いませんが、牛肉のブロックの赤みが多いものを用意してください。パックなどが取り出した牛肉の水気をしっかりとキッチンペーパーで切ってください。
通常、ビーフジャーキーとなると塩抜き工程があるため塩をたっぷり使いますが今回は塩抜きが無いので、ここではサラッと2g程度の塩で大丈夫です。タイムやブラックペッパー、ホワイトペッパーなどのハーブやスパイスをたっぷりと擦り込みましょう。
香りと奥行きを与える目的があるため、もし可能であればあるだけのハーブを使っても良いでしょう。ここはお好みとなります。そして、真空状態にパックができるシートなどでしっかりと包みます。
完全に空気を抜くのは大変でしょうが、できるだけ真空状態を作ることができると良いでしょう。
そして、冷蔵庫の中に入れて1日間熟成させます。1日後に牛肉を取り出すと水分が結構抜けており、さらには色合いも変わっているのが分かるはずです。これだけでも、十分にジャーキー感が生まれるので期待が高まります。
そして、一斗缶薫製機などを100℃に設定して30分余熱し、牛肉をスモークしていきます。途中、水分などを拭いて乾燥させておくと火が上手に入ります。さらに、桜チップなどで燻し完成です。十分に味わいが染み込んでおり、たまらない味わいに仕上がっていますよ。
ジャーキーに合うワイン
先ず、ビーフジャーキーに合わせたいのは、各国の土着品種の赤ワインです。やや土臭く、郷愁を誘うようなバランスを持つものが良いでしょう。
カベルネソーヴィヨン、ピノノワール、シャルドネなどはバランスが整っているので合わせやすいですが、敢えてここはより良いマリアージュを探しましょう。南アフリカのピノタージュ種なども面白いと思いますよ。
まとめ
自分でビーフジャーキーを作る、という発想は中々なかったという方もいるでしょう。しかし、実はスーパーで売っている牛肉ブロックで手軽に作れてしまうのです。
休日に友人たちが集まる機会があるとか、普段頑張っている自分にご褒美を与えたいなど、人それぞれシチュエーションがさまざまあるでしょう。
そんな時、ひと手間かけながら楽しめるのがこのブロックジャーキーなのです。
煮込み料理などと違い、材料自体も少なくて済みますし、とにかく美味しいというのが嬉しところ。
赤ワインのピノタージュをおすすめしましたが、南フランスのネロターヴォラ種の赤ワインもおすすめです。
ぜひ、時間に余裕がある方は楽しみながら試してみてはいかがでしょうか。