豚肉を塊のままオーブンでローストします。塊のままゆっくり火を通すのでジューシーに仕上がります。鍋ごと食卓に置いてダイナミックに楽しんでください。付け合せの野菜も一緒に鍋に入れて火を通します。豚肉のうまみを野菜が吸ってさらに美味しくなります。
材料 5~6人分
・豚肉(肩ロース肉) 800g
・ローズマリー 2枝
・塩コショウ 適量
・タマネギ 200g
・ニンジン 100g
・ズッキーニ 120g
・ミニトマト 75g
・オリーブオイル 適量
・粒マスタード(お好みで)
作り方
- 豚肉にフォークで全体に穴をあけ、タコ糸で縛る。(チャーシュー用のネットを利用しても可)
- 塩コショウを多めにふり、ローズマリーと一緒に密閉袋にいれ一晩冷蔵庫で休ませる。時間がない時は2~3時間で良い。
- 焼き始める30分くらい前に冷蔵庫から取り出し、豚肉を常温に戻しておく。
- タマネギをくし切りにする。ニンジンは食べやすい大きさに乱切りにする。
- ズッキーニは厚さ1cm程の輪切りにし、ミニトマトはへたを取っておく。
- 厚手の蓋付き鍋を用意する。オーブンを180℃に予熱する。
- 豚肉の水気をキッチンペーパーでふき取り、一旦ローズマリーを外す。
- フライパンを強火にかけ、サラダ油(分量外)を入れ豚肉の表面を焼き固める。
- 豚肉の周りにミニトマト以外の野菜を入れ、塩コショウしオリーブオイルを回しかける。
- 外しておいたローズマリーを鍋に入れ蓋をする。
- 180℃のオーブンで15分、160℃で30分火を通す。途中で豚肉をひっくり返す。
- 160℃に温度を下げる際、火が通っている野菜はいったん取り出してアルミホイルで包み保温しておく。
- 豚肉の中央に竹串をさし、その串の中央が熱くなってる、出てくる肉汁が透明であることを確認したらオーブンから出す。
- 鍋にミニトマトを加え、蓋をする。予熱でミニトマトに火を通す。20分ほどそのまま置いておく。
- 豚肉を取り出し、食べやすい大きさに切る。
- 保温しておいた野菜と切り分けた豚肉を再び鍋に戻し、鍋ごと食卓に置く。
この料理に合わせるワイン
すっきりとした飲み口のカヴァ。こってりとした豚の脂を流し、うまみの余韻は残しつつ後味がさっぱりとします。
無加水調理でジューシーに
この料理はぜひ鍋ごと食卓に置いてみてください。蓋を開けた瞬間、美味しそうな香りが立ち上がってきます。ジューシーでうっすらとピンク色の豚肉に赤や緑の色とりどりの野菜が目にも鮮やかな一品です。豚肉に少し多めの塩をもみ込んでおくのが美味しさのポイントです。
また、野菜と一緒に鍋に入れることで野菜から出てくる水分で豚肉が蒸し焼き状態になります。とてもジューシーな仕上がりになります。このように水分を加えずに野菜など食材に含まれる水分だけで調理する方法を「無加水調理」と言います。無加水調理は普通の調理法よりもビタミンCの損失が少なく、素材のうま味が凝縮されるといった長所があります。また、豚肉は焼きあがってすぐに切り分けてしまうとせっかくの肉汁が全部流れ出てしまうので20分程休ませることが大切です。お好みで粒マスタードを付けても。味の変化が楽しめます。