若鶏のモモ肉を皮付きのままソテーします。皮のパリッとした食感とジューシーなモモ肉がなんとも美味しい一品です。付け合せには盛りだくさんのジャガイモとニンニクを添えてボリュームたっぷりに仕上げます。どちらもローズマリーの香りがより一層食欲をそそります。ローズマリーには肉の臭みを無くす効果があります。また、それだけでなく「若返りのハーブ」と呼ばれ、細胞の老化を防ぐ抗酸化作用があるといわれています。ハーブを使うだけで本格的な味が楽しめます。
材料 2~3人前
・若鶏モモ肉 2枚
・塩コショウ 適量
・ローズマリー 2枝
・ジャガイモ 450g
・ニンニク 30g
・オリーブオイル 適量
作り方
- ジャガイモをよく洗い、土をしっかり落とす。
- 蒸し器でジャガイモを蒸す。火加減は中火から強火の間。竹串がすっと入るようになったら取りだして、皮付きのまま一口大の乱切りにしておく。
- ニンニクは一片ずつに剥がしておく。皮は付けたままで良い。
- モモ肉はあらかじめ冷蔵庫から取り出し、室温に戻しておく。
- 余分な脂がついている場合は取り除く。
- 筋切をする。1cmほどの切り込みを2~3cm間隔で入れていく。肉が厚くなっている部分はそぎ切りにし、厚さを均一にしておく。
- 皮目にフォークなどで数か所穴をあける。
- 塩コショウをし、なじませておく。
- モモ肉の水気をキッチンペーパーでふき取る。
- 冷たいフライパンに大さじ1のオリーブオイルをひき、モモ肉をのせる。まわりにローズマリーを1枝おく。火をつけ、中火にする。
- ヘラでフライパンにモモ肉を押さえつける。皮目にきれいな焼き色がつくまでそのまま動かさない。
- 焼き色がいたらひっくりかえし、弱火でじっくりと中心まで火を通していく。
- モモ肉に火がしっかりと通ったらフライパンから外す。あたたかい所に置き休ませておく。
- フライパンをキッチンペーパーなどできれいにし、オリーブオイルを深さ約1cm位になるまで入れる。
- そこに残りのローズマリーの枝とニンニクを加え、中火にかけローズマリーとニンニクの香りを移す。
- 15に乱切りにいておいたジャガイモをいれ揚げ焼きにする。表面がカリッとしたら網にあげて余分な油をきる。軽く塩を振る。ニンニクは焦げやすいので火が通ったら取り出しておく。
- モモ肉を食べやすい大きさに切り、ジャガイモとニンニクを添える。余っているローズマリーがあれば彩に飾る。
この料理に合わせるワイン
すっきりとした軽いタイプの白ワインがおすすめです。料理と同じハーブの香りのする辛口のソーヴィニヨンブランなどはいかがでしょうか。
シンプルな料理こそ丁寧に
この料理はとてもシンプルな料理です。シンプルな料理こそ作業の丁寧さが重要になってきます。ポイントは皮目をパリッと、中はジューシー。また、味がボケてしまわないように塩コショウも少し強めに振っておきます。ポイントをおさらいしておきましょう。
・肉を室温に戻しておく。
・余分な油を取り除き、筋を切る。
・塩コショウをした後に水分をしっかり拭き取る。
以上の三点に気を付けてみてください。
ジャガイモは最近スーパーで様々な品種が売られているのを目にします。ホクホクしているタイプのものやねっとりと甘みの強いタイプのものなどそれぞれ個性があります。いろいろな種類のものを組み合わせてみても面白いかもしれませんね。