シンプルベーコンシチュー
忙しくて疲れている時、心温まる料理で落ち着きたいと思ったことがある方は多いでしょう。もちろん、人それぞれに心温まる料理は違うでしょうが、シチューは満場一致でみなさんが喜ぶ料理でしょう。
ホワイトソースの優しい風味とコク、さらには具材から染み出すナチュラルな味わい。スプーンで救えば体も心も芯から温まる素敵な料理です。
さて、そんなシチューなのですが、ワインとも相性がすこぶる良いことをご存知だったでしょうか。特に赤ワインとの相性が良く、寒い日などは赤ワインとシチューさえあれば本当に幸せな気分を味わうことができるはずです。
ここでは、よりワインに合わせやすくベーコンを使ったシチューを作っていきましょう。シンプルベーコンシチューとそれに合うワインを紹介。では、早速いってみましょう。
シンプルベーコンシチューの4人分の材料
ベーコンのシチューを美味しく作るポイントとしては、具材はシンプルにまとめるというところです。
ベーコン自体の味わいの個性が強いこともあり、あまり具材を多くいれると味わいが濁ってしまう可能性があります。さらに、優しく全体を包み込むことを考えると、白菜やキノコ類でまとめると具合が良いようです。なめらかな口当たりを目指せばより美味しく仕上がるでしょう。
ベーコン 5枚
しめじ 100g
白菜 1/2個
玉ねぎ 1個
牛乳 4カップ
バター 30g
小麦粉 大さじ3杯
塩こしょう 適量
チーズ 適量
油 大さじ1杯
シンプルベーコンシチューの作り方
心も体も温まるベーコンシチュー。実は煮込むだけですのでとっても簡単です。ポイントとしては下ごしらえのコツを覚えるだけですので、億劫にならず楽しみながら作っていきましょう。
まず、白菜ですが葉先と葉元に分けておきます。
一口大にそれぞれをカットしておきます。石づきを取ったしめじは、食べやすいように小房に分けておきます。
玉ねぎは繊維に沿って薄切りにしていきます。厚さはお好みですが、全体的に具材がクタクタとなるとよりクリーミーで美味しくなります。ベーコンはお好みで1センチから2センチ程度の幅に切ってください。
次に鍋に油を大さじ1杯入れて熱します。先にベーコンを焦げないように焼いていきます。香りが立ちはじめたら、白菜の葉元、葉先の順に加えていきます。次にしめじを炒めて全体に熱を通します。
水を400ml程度入れてアクを取りながらフタをします。目安としてはおよそ30分程度煮ると良いでしょう。
小麦粉とバターを混ぜておきます。鍋の中に牛乳を加えて煮立たせたら、バターと小麦粉を混ぜたものを入れて伸ばしていきます。塩こしょうで味付けをしながら、容器に盛り、チーズをたっぷりかけて完成です。
この料理に合うワイン
クリーミーながらスパイシーさもあるベーコンシチュー。色合い的に白ワインで合わせたいところですが、ボルドー右岸のサンテミリオン地区のメルロー主体の赤ワインがおすすめです。
重過ぎないのにコクがしっかりとあり、豊潤な味わいのこの地区の赤ワインはシチュー同様に心を和ませます。洗練された味わいですので、ちょっとしたご自宅でのパーティーにもおすすめです。
まとめ
シチューは少人数はもちろん、大勢で食べても美味しく感じれる素晴らしい料理です。
さらにポイントとしては、赤ワインであればざっくりと広く合わせられることです。ただし、ボルドーのメドック系の重厚感のある年代ものよりは、紹介したサンテミリオンやポムロールなどの軽めでエレガントな赤が合います。
もちろん、ブルゴーニュのピノノワールも良いですが、魚介を入れるならトスカーナのキャンティーも面白いでしょう。
バランスの取れた、オールドワールドの赤ワインは合いやすい料理です。白ワインなら、ややクリーミーなシャルドネが良いでしょう。
こういったシチュー系は市販のルーを使わなくとも、美味しく出来てしまうのでぜひ挑戦してください。赤ワインも忘れずに。