ナスを縦に薄切りにし、ミルフィーユのように重ねたグラタンを作ります。ナスとトマトソース、バジルの相性が抜群です。チーズをたっぷり使ってリッチに仕上げましょう。グラタンは冬の料理ですが、夏野菜を使ってあえて夏に食べるのもアリな一品です。
材料
・ナス 200g
・トマトピュレ 1パック
・タマネギ 125g
・ニンニク 1片
・タイム 3枝
・ベーコン 50g
・オリーブオイル 大さじ2
・塩こしょう 適量
・バジル 1パック
・粉チーズ 適量
・パン粉 適量
作り方
- トマトソースを作る。タマネギ、ニンニクをみじん切りにする。
- タイムは枝から葉を取り、粗みじん切りにしておく。
- 鍋にオリーブオイルをひき、タマネギとニンニクを炒める。
- 塩こしょうで味を調え、トマトピュレとタイムを加え20~30分煮詰める。
- ソースが十分に詰まったら粗熱を取っておく。
- ペーコンを短冊切りにし、フライパンで炒める。
- キッチンペーパーにあけ、余分な脂をとっておく。
- ナスのヘタの部分を落とし、縦に約5mmの厚さにスライスする。
- 耐熱のグラタン皿を用意する。オリーブオイルを薄くグラタン皿に塗る。
- 重ならないようにナスをグラタン皿に敷き詰める。
- その上にトマトソースを伸ばし、ちぎったバジル、ベーコン、粉チーズをかける。
- 再びナスを並べ、トマトソース、バジル、ベーコン、粉チーズをのせていく。この工程を3~4回繰り返す。
- 最後、表面にたっぷりの粉チーズとパン粉をのせ、オリーブオイルをかける。
- 180℃のオーブンで15~20分焼く。
この料理に合わせるワインは
コクのあるフルボディからミディアムボディのタイプの赤ワインがおすすめです。スペインの原産品種であるテンプラニーニョ種で作られた赤ワインなどいかがでしょうか。プラムやチェリーを思わせる香りと濃いが果実味が特徴的なワインです。野菜で作ったグラタンに深みを与えてくれます。濃厚でありながらも、一口飲むと柔らかな口当たりで非常に飲みやすい一本でもあります。
重ねて美味しいミルフィーユ
みなさん、ミルフィーユは好きですか?サクサクのパイ生地にカスタードクリームの優しい甘さ、いちごの甘酸っぱさが何とも美味しいデザートですよね。「ミル:mille」は千を意味し、「フィーユ(フイユ):feuille」は葉を意味します。何層にもなっているパイ生地がさらに何枚か重ねられて千枚の葉の様な、そんなケーキを表している名前なのです。ケーキだけでなく、お肉や野菜を重ねた料理もミルフィーユ仕立てと表現されることもあります。意外と簡単に作れるのに、華やかで手が込んだように見えます。
このグラタンもナスを何層にも重ねていきます。ナスとトマトソースを交互に重ねていくことで、切ったときの断面がとてもきれいに仕上がります。また、ベーコンを入れると味にコクが出ます。チーズはたっぷり使うのがおすすめです。ナスの他にはズッキーニで作っても美味しいです。