カボチャの生クリームそぼろ煮
酸味のあるシャープな白ワインでは無く、甘めのワインが好き。こんな方は少なくは無いかもしれません。
高級ワインといえば、白ワインでも辛口が定番ですが、あまりワインに馴れていない方は甘口の方が飲みやすく、料理にも合わせやすいのでおすすめではあります。
とはいえ、辛口の白ワインに合わせる料理と甘口ワインでは少し料理のニュアンスを変えたいところです。
甘口ワインに合いやすい食材のひとつに、カボチャがあります。カボチャはビールやチューハイ、というよりは焼酎やワインのようなフルーティーなお酒と相性が良いようです。
特に甘口のワインに関しては、抜群のマリアージュを見せてくれるので、ワインがあまり得意で無い方も驚くでしょう。
今回、ここではカボチャの生クリームそぼろ煮とそれに合うワインを紹介します。とても簡単ですので、ぜひご自宅で挑戦してみてはいかがでしょうか。
カボチャの生クリームそぼろ煮の2人分の材料
生クリームのあん、というのはあまり聞かないかもしれません。カボチャ自体が甘く、クリームソース風の味わいがとても合うので実はおすすめです。
さらに、さすがに甘口といっても酸味もある白ワインだからこそ、甘さを上手に抑えるところも考慮しています。
そぼろの食感がアクセントとなりますので、きっと楽しい食卓となるはずですよ。
カボチャ 1/4個
鶏ひき肉 130g
生クリーム 100ml
出汁汁 2カップ
砂糖 大さじ1杯
薄口醤油 大さじ1杯
酒 みりん 各大さじ1杯
水とき片栗粉 大さじ1杯
カボチャの生クリームそぼろ煮の作り方
カボチャの生クリームそぼろ煮のコツは、ジャガイモを崩れないように煮る、というところでしょう。また、カボチャは下ごしらえが肝心ですので、ここさえコツを覚えておけば、後は何ら難しいことはありません。
先ず、購入してきたカボチャをキリ、種とわたをスプーンでしっかりとこそげ落とします。
さらに、皮なども所々剥いておくと食感良く食べ進めることができます。下ごしらえが終ったカボチャは、3センチメートル幅程度に切り、面取りとしたら水にさらしてアクを取りましょう。この一手間だけでも、味わいがグッと深くなるのでおすすめしています。
次に、出汁、砂糖、薄口醤油、酒、みりんを全て合わせて鍋に入れます。中火程度で焦がさないようにアルコールを飛ばしていきます。
完全に温まる前にひき肉を入れて、パラパラになるようにほぐしていきます。箸を数本使うとキレイに分裂するので挑戦してみてください。沸騰し、煮たって来て肉の色合いが変わってきたら、アクを取り除いていきます。肉から出る灰汁を取ることにより、キレイな煮汁になります。
水気をしっかりと切ったカボチャを加えて弱火にし、15分程度煮て行きます。箸などを差し、カボチャに火がしっかりと通ったことを確認したら一煮立ちさせクリーム、水とき片栗粉を入れて完成です。
この料理に合うワイン
甘口ワインの代表格は、ドイツのQBAワインですが、日本で手に入りやすいなら、長野県や北海道、山梨県のナイアガラ種が良いでしょう。
郷愁を誘う、甘さとほど良い酸味がカボチャと最高のマリアージュを生み出します。価格もカジュアルですので、日常使いできてとっても便利ですよ。
●まとめ
カボチャのクリーミーな味わいと、白ワインのまろやかさが相まって、ワインが苦手な方もクセになってしまうはずです。
甘口ワインというと、印象があまり良く無いという人もいるようです。しかし、甘口ワインこそ料理と合わせるためには最適ですし、カボチャのようなクセを持つ料理とも相性良く合わせることができるのです。
今回は、ドイツワインを紹介しましたが、熟成させた白ワインも甘みを感じるの旨味を増幅させることでしょう。
さらに甘口ワインは日本には数多くあります。
生食用のブドウを使った、甘みと果実味の強いワインも料理を考えれば色々と使うことができるので便利です。
ぜひ日本人だからこそ、日本ワインを応援する意味でもチョイスしてはいかがでしょうか。