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材質?ハンドメイド?形状?ワイングラスの種類と選び方!前編

ワイングラスでワインの味わいが変わるというけれど、たくさん種類があって選びきれないということはありませんか?
その形状によって、材質によって、またハンドメイドなのかマシンメイドなのか、様々な違いによって、ワインの香りの立ち方、唇に触れる感触、飲んだ時の味わいまでもが変わってきます。
ご家庭でのシチュエーションに合わせて、また使い勝手やご予算などで好みのグラスをみつけましょう。

ワイングラスその材質

まずはその材質から見ていきます。
[ソーダガラス]
100円ショップや雑貨店などで売っている安価なものはほとんどがソーダガラスのものでしょう。
ソーダガラスは硅砂、ソーダ灰、石灰石が主な原料で、安価で成形がしやすいことから、窓ガラスや瓶、コップなど様々なガラス製品に使われています。
ソーダガラスのワイングラスには、破損しないように厚いものが多く、安価なので気軽に使うのには便利ですが、繊細なワインを味わうには少し物足りません。

[クリスタル]
そのため、ワイングラスの素材には主にクリスタルが使用されています。一般的にクリスタルというと、酸化鉛を含む鉛クリスタルをさします。
鉛クリスタルのメリットはいくつかあります。
まず、その表面に小さな凹凸があり、そこにワインの液体が絡みつくことにより、香りが立ちやすい点があります。
また、透明度が高く、鋭い光があり、加工をしやすいこともメリットです。
リーデルやバカラなどは鉛クリスタルを使用しています。
レッド クリスタルとも呼ばれますが、レッドとはlead=鉛のことです。

[無鉛クリスタル]
また酸化鉛を含まず、酸化カリウムや酸化チタニウムを含む無鉛のクリスタルもあります。
鉛クリスタルに比べ、耐久性に優れるとされています。
また、生産時や破棄の際、鉛の飛散が問題になっているため、鉛を使わずエコである点も評価されています。
無鉛クリスタルには、その原料により種類がありますが、主にワイングラスに使われているものにカリクリスタルがあります。
カリクリスタルは、鉛の代わりに酸化カリを含んだもので、軽さ、強度、がメリットです。
透明度は鉛クリスタルに並ぶほど。独特のやわらかい輝きは品があり、ロブマイヤーなどの高級グラスメーカーでも使用されています。
また、ドイツのツヴィーゼル社のショット ツヴィーゼルには独自開発の無鉛クリスタルである、トリタン クリスタルを使用しています。耐久性に優れ、割れにくい、ひっかき傷がつきにくい、透明度が高い、などメリットがあります。
チタニウムとジルコニウムの混合により、グラス表面の硬質度がアップしています

ハンドメイドかマシンメイドか

素材のほかに手作りか、機械でつくっているかという点も考慮しましょう。
熟練職人によるハンドメイドのものは、やはりその形状、唇にあたる飲み口の薄さなど職人の技が光ります。ひとつひとつ手造りされ、形はまったく同じものにはなりませんが、唯一無二の芸術品でもあります。仕上げも丁寧で、繊細なため、良いワインの細かなところまで感じられます。
職人の手造りのため価格も上がります。

一方、マシンメイドは機械で大量生産が可能なため、ハンドメイドの繊細さ、丁寧な仕上げには劣りますが、価格もその分抑えられます。

ワイングラスの形状

古代ローマ時代にすでに存在していたとされるワイングラスですが、現在一般的である先のすぼまった形になったのは割と最近のことです。ラッパ型の先の開いたグラスばかりだったところに、1958年オーストリアのグラスメーカー、リーデル社がある顧客の注文でチューリップ型のグラスを造りました。
ブルゴーニュやイタリア・ピエモンテ州では大好評だったそのグラスですが、ボルドーでは酷評されます。
そのことによって、ワインの特徴により、それぞれふさわしいグラスの形状があると気づき、ワインのキャラクターに合ったグラスを開発してきました。

ボールの形状や大きさにより、香りの立ち方、広がり方が変わります。
また口に流し込むとき、どのくらいの量が入るのか、舌のどのポイントにおち、どのように広がるかが変わってくるので、甘みや渋み、酸味のどれを感じやすくなるかも変わってくるので、味わいにも違いが現れます。
各社、ブドウ品種やワイン産地などの様々なグラスを出しているので、ご自分の良く飲まれるワインに合わせて選ぶと良いでしょう。
近年は、ステム(脚)と台座のないボール部分のみのタイプも人気です。

まとめ

グラスの材質、ハンドメイドかマシンメイドか、形状、ワインの味わいに変化をもたらすこれらの要素を知って、納得できるワイングラスを選びましょう。
具体的なグラス選びは後編に続きます。

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