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ヴィンテージとは

一度は聞いたことがあるはずの言葉、「ヴィンテージ」。もともとはワイン用語だったものが、最近では作られて年月が経ったものについて使われることもあります。ヴィンテージ・ジーンズ、ヴィンテージ・バッグなどなど。

では、「ヴィンテージワイン」とは具体的になんのことでしょう。

ヴィンテージワインとは?

「ヴィンテージVintage」というのは、英語で収穫年という意味です。ここから、「ヴィンテージワインVintage Wine」というのは同じ年に同じ区分から収穫されたブドウを使って作られたワインのなかでも、天候等の影響で ’当たり年‘ に作られたワインをそう呼ぶようになりました。

’当たり年‘というのは、ブドウがその年に理想的な天候のもと、100%の条件で収穫できたときをそう呼んでいます。そういうブドウからは一般的に長期熟成が可能となりヴィンテージワインができるということになります。それがよくワイン愛好家が使う「偉大な年」のワインということになり100年以上取っておけるものさえあります。

逆に、春のひょう、寒い夏、短い秋、などブドウの育成にとって好ましくない天候の年は ’はずれ年‘となり、ワインを取っておいてもおいしいワインにはならないだけでなく、最悪の場合、非常に少ない収穫量となりワインづくりにかかわる人々の生活をも脅かす事態となります。

当然、’当たり年‘ と ’はずれ年‘ の取引価格は大きく違い、数十倍になることもざらです。そのため、’当たり年‘にできる「ヴィンテージワイン」は高値で取引されることになります。

飲みごろは?

いつが飲みごろか、というのはワインによって違いますし、「今!」と判断するのはプロでも意見が分かれることがあります。また、「まだちょっと若い感じのとがったワインがいい」という方もいらっしゃいますし、「ちょっと年を取りすぎたくたびれた感じがいい」という個人的趣味もあります。(余談ですが、ワインがよく人間に例えられます。)ですので、お店等で「飲みごろ」というのは、あくまで予測と考えていただくのがいいかと思います。

ヴィンテージワインはどんなもの?

ー色―

できたばかりの赤ワインは華やかな赤紫色だったものが赤茶色風に変化し、タンニンが落ち着いてきて透明感を増しグラスに注いだ時に縁に透明な部分が増えます。

また若々しい白ワインは、薄いレモン色だったものがやや茶色身を帯びた黄金色になったりします。

これらの色の例はワインによって全く違いますのでご参考までに。

―香りー

グラスを軽く回してゆっくり香りを吸い込むと、ワインが放つ香りに気づきます。

・できたばかりの赤ワインの例:カシス、イチゴ、チェリー、チェリー、プラム等
・熟成した赤ワインの例:裏庭の濡れた葉っぱ、マッシュルーム、キャラメル、トリュフ、レザー等

・できたばかりの白ワインの例:レモン、ライム、ハーブ、桃等

・熟成した白ワインの例:ナッツ、蜂蜜、キノコ、バター等

―味―

ヴィンテージワインは、若いうちはそれぞれが落ち着いていないワインのバランスを図る四要素、アルコール、酸味、タンニン、果実香味が熟成期間を経て、すべての要素がうまく調和します。その時がまさに「飲みごろ」。それがそのワインの本当の実力ともいうべき姿です。そのときのワインは、まろやかな舌触り、一口飲んだ後に延々と続く複雑な果実香味、そして何とも官能的な衝撃、のような何とも言えないショックが体に起こります。と言ったら大げさかもしれませんが、ヴィンテージワインが100本あれば100個の違いがあるので残念ながら、その味を一言では言い表せないものなのかもしれません。

百聞は一飲に如かず??

ワイン愛好家の中には、「あるヴィンテージワインを一口飲んでからワインの世界にはまった」という人がたくさんいます。よくあるのが、ボルドー、ブルゴーニュ、ローヌの熟成したワインを飲んで世界が変わったという話。話を聞いただけではわからないその感動は、頭をガツンと殴られたような衝撃だとか。それが何かは、ご自分の‘舌’で感じてみることが、ヴィンテージワインとは何ぞや?の答えを知る一番の近道でしょう。また偶然の衝撃ではなく計画的にヴィンテージワインを用意する方もいらっしゃいます。ご自分の生まれ年のワインを記念日に開けたり、お子さんが生まれた年のワインを結婚式で開ける、という話はよく聞きます。そういうワインを専用に売っているワイン屋さんは、保存についても請け負ってくれるので興味がある方はいかがでしょう。

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