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ボルドーとブルゴーニュの違い

ボルドーとブルゴーニュの違い

フランスを代表する上質ワインの双璧、いや、世界の上質ワインのお手本、ボルドーとブルゴーニュ。その二つのワイン銘醸地の違いを知ることで、出回っているワインについて理解を深めることになるでしょう。

まずはボトルの形から

ボルドーワインのボトルは、肩が張った形、一方、ブルゴーニュワインのボトルはなで肩のボトルに瓶詰され売られています。

この法則により、例えばボルドータイプのカベルネ・ソーヴィニヨン種とメルロー種をブレンドした赤ワインには肩が張ったボトルを、ピノ・ノワール種を使った滑らかなブルゴーニュタイプのワインにはなで肩ボトルを、とニューワールドの生産者もそのワインのスタイルに似た形のボトルを使う傾向があります。

これだけでも選ぶ基準の参考になりますね。

ブドウ品種

ボルドーの赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンCabernet Sauvignon種、メルローMerlot種、カベルネ・フランCabernet Sauvignon種、マルベックMarbec種、プティ・ヴェルドPetit Verdot種をブレンドして作られ、その年ごとの天候により違うブドウの出来栄えによってブレンド比率を変えていきます。またブレンドにより複雑な味わいにすることが可能です。

そうやってできたワインは、色が濃く、若いうちは力強くタンニンの強さを感じるワインで、上質ワインと言われるボルドー赤ワインは、熟成によってすべての要素の調和がとれすばらしい出来栄えのワインとなります。

ボルドーの白ワインは、ソーヴィニヨン・ブランSauvignon Blanc種、セミヨンSemillon種、ミュスカデルMuscadell種の3種から落ち着いた白ワインを作りますが、生産量の8割は赤ワインです。

ブルゴーニュのワインは、赤白ともブレンドはされず単一品種のみで作られます。赤ワインはピノ・ノワールPinot Noir種、ガメイGamey種、白ワインはシャルドネChardonnay種、アリゴテAligote種が使われますが、上質ワインと言われるものには、ピノ・ノワール種とシャルドネ種が単一で使われ、そのブドウの本来の力が発揮されてこそ、極上のワインができるという流れになっています。そのため悪天候が続く年はブレンドでその失敗部分を補うことができません。そこがおもしろいと言える産地かもしれません。赤、白、いずれも香り高い品種で、熟成によって全く違う魅惑的で官能的な香りがするのが特徴です。

格付け

ワイナリー、いわゆる醸造所のことを、ボルドーではシャトーChateau、ブルゴーニュではドメーヌDomaineと呼びます。

ボルドーの格付けは、そのシャトーごとが1855年の格付けで1級から5級、その他に分類され、ブルゴーニュの格付けは、そのドメーヌのある畑自体が格付けされています。ですから、ボルドーのシャトーは、隣の畑を買ったらその畑も同じ格付けとなります。

また、1855年の格付けとは別に、地方名称ワイン、地域名称ワイン、村名称ワイン、という原産地呼称名称(AC)というのもあります。基本的には、この原産地地方名称ワインと1855年の格付け、またクリュ・ブルジョアCrus Bougeoisという別の格付けの存在さえ覚えておけば、ボルドーワインの選び方は習得できるのではないかと思います。

一方、ブルゴーニュでは、同じく地方名称ワイン、地域名称ワイン、村名称ワインという原産地呼称名(AC)があり、さらに畑が特級畑を意味するグラン・クリュGrand Crus、一級畑を意味するプレミア・クリュPremier Crusに格付けされたものがあります。これらに格付けされた畑はさらに細かく区画が細分化され大勢のオーナーにより所有されていますので、この畑なら最高品質、絶対大丈夫!と言い切れません。ブドウが足りないから隣の畑のブドウと混ぜてワインを作ることもできません。ですからブルゴーニュの上質ワインを選ぶ場合、「その畑のどの生産者が作ったワインなのか」というのがワイン選びをするうえで重要なポイントとなります。そういう事情もあって、生産量が多くないすばらしい出来栄えのワインに人気が集まり、結果、高値で取引さえることになります。

ワインの王様、ワインの女王が与えてくれる本当の姿とは

ボルドーは歴史的にイギリス王室と強いつながりがあり、よって女王様のワインという意味で「ワインの女王」、またフランス王室に愛されていたブルゴーニュは「ワインの王様」と呼ばれることがあります。

実際には、人間の舌で感じるボルドーとブルゴーニュは、しっかりしたボディに固いタンニンのボルドー赤ワインはダンディ、柔らかなタンニンに妖艶さ漂うブルゴーニュはエレガントと表現されることが多いようです。

ワイン愛好家に存在する、ボルドー派、ブルゴーニュ派!

ふたつの地方の良さを言い出したらきりがありませんが、大きな違いとしてよく語られるのがこれら3点です。わかりにくい点もたくさんあるかと思いますが、複雑だからこそおもしろいのがワインの双璧ボルドーとブルゴーニュ。愛好家の中ではどちら派!に分かれることが多いようです。世界のワイン産地のお手本、ボルドーとブルゴーニュを少しでも覚えたら、あとは別の国のワイン探しの旅に出てみましょう。「ボルドーっぽい色」「ブルゴーニュっぽいタンニン」と表現している自分に気づくかも。ボルドー派はニューワールドを飲むときはカベルネ・ソーヴィニヨン種ベースのワインを探し、ブルゴーニュ派はピノ・ノワール種ベースのワインを探せば、きっと好きなタイプのニューワールドワインも見つかるはず。

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