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収獲は、ブドウ栽培におけるクライマックス!

1年のブドウ栽培の総決算が、秋に行われる収獲です。
秋になると、収穫祭のニュースがテレビで流れたりしていますね。

今日は、この収獲について詳しく学んでいきましょう。

いつ収獲するかが難しい

収獲をいつ開始するかは、1年のブドウ栽培工程の中で
最も重要かつデリケートな判断で、さまざまな要素が考慮されます。

まずは、やはりブドウの味。
酸と糖のバランスを考慮しながら、十分に糖がありながらも
酸が低くなり過ぎない時点になるまで、生産者は待とうとします。

また、糖や酸だけではなく、香り成分や渋み成分の成熟度合も
収獲判断において重要な要素とみなされるようになってきました。

近年では、高度な測定器を使い、それらを数値化できるようになってはいますが
ほとんどのワインメーカーが、今でも人間の舌、つまり味見に頼っています。

雨が来る前に!

ヨーロッパなど、秋に雨が降る産地では
大雨が来る前に収穫を済ませるということも、重要な要件です。

雨はカビを繁殖させ、また根から雨を吸い込んで果実に伝わることによって
果汁を希釈してしまいます。

所有する畑の広さにもよりますが、
人手で収穫する場合、摘み取りは1日では終わりません。

いつ、どの畑で、何人の人手が必要かという、複雑な計画を立てねばならず
こうした人の手配状況も、収獲開始の決定に影響します。

しかも、上記の諸条件は、お互いにぶつかりあうことがあります。

たとえば、未熟なブドウでも大雨を避けるためにはもう積まなければならない、
人手が足りないから積むべきブドウが摘めない、といった苦しい状況に
陥ることも少なくありません。

また、摘み取り自体は可能でも、ブドウを受け入れるワイナリーの
発酵タンクがいっぱいのため、収穫を待たざるを得ないような状況もあります。

手収獲と機械収獲

収獲には、人手で行う方法(手収獲)と専用の機械を用いて行う方法(機械収獲)があり
それぞれ長所・短所があります。

手収獲は、収穫する人の判断で
カビた果実や未熟な果実を除くことができるため、高品質なワインを造るのに向いています。

しかし、当然機械と比べると人件費と時間がかかり
高コストとなります。

一方、機械収獲のメリットは、圧倒的な低コストとスピードです。

スピードが速いということは、適切なタイミングを逃さず
収獲できるということでもあり、これは品質向上にもつながります。

一方短所は、質のよい房だけを選んで収穫できないこと。
また、葉や茎といった果実以外の物体も多数混入してしまいますし
果実自体にも皮が破れたりといった被害が生じます。

まとめ

最後に、たいていのワインには、
収穫された年(ヴィンテージ)がラベルに書かれています。

どんなワイン産地でも毎年気候は一定ではなく
雨がいつどれぐらい降ったか、気温が高かったか低かったかなどの天候推移が
その年のブドウの生育や果実の熟度に影響します。

なので、収穫年の表示は、
そのワインの個性を知るのに大切な情報源となります。

一般に良い年とされるのはブドウの成熟期~収穫期に
雨が少なく晴れた日が多かった年です。
そのような年には、ブドウが完熟し、スケールの大きいワインが生まれます。

特にフランスのブルゴーニュなどは、ヴィンテージによる
当たり外れがかなりあるので、選ぶ際には必ずチェックしてみてくださいね!

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